【2021-2022】グラナダ ｜ 選手名鑑 ｜ ラ・リーガ

チーム情報

就任1年目の2018－19シーズンに1部昇格へ導き、2年目にはクラブ史上初となる欧州カップ戦（ヨーロッパリーグ＝EL）の出場権を獲得。そして3年目の昨季もラ・リーガで9位と粘り、ELとコパ・デル・レイではベスト8に進出と、近年の躍進グラナダを支えたディエゴ・マルティネス監督が退任し、いわば最大の拠り所を失った格好だ。

後任は、かつてバルセロナやローマ、スペイン代表などでルイス・エンリケ監督のアシスタントとして働き、短期間ながらスペイン代表監督も務めたロベルト・モレーノ。いわゆる“ティキタカ”の信奉者で、直線的でアグレッシブなサッカーを植え付けた前任者とは、スタイルが大きく異なる。

この路線変更が果たしてどう出るかだが、ベテランFWロベルト・ソルダードや正GKだったルイ・シルバも失ったチームの未来には、期待よりも不安が先に立つ。

ソルダードの後釜には、こちらも経験豊富なカルロス・バッカを獲得した。ただ、ペルー代表のCBルイス・アブラムを補強した最終ラインは、移籍市場の最終局面で右のサンティアゴ・アリアス、左のセルヒオ・エスクデロを迎え入れるドタバタぶり。昨季リーグワーストの65失点を減らすには、早期のコンビネーション構築が求められる。

また、スペイン代表をEURO2020本大会へと導いた実績はあるものの、クラブレベルでの監督経験が乏しいモレ―ノの手腕への疑念がぬぐえない。対戦相手によって複数のシステムを使いこなした知将、マルティネスのような戦術的柔軟性は望めそうにない。

注目選手：FW カルロス・バッカ

12－13シーズンのクルブ・ブルッヘでベルギーリーグ得点王に輝くと、その後はセビージャ、ミラン、ビジャレアルと、ヨーロッパのメジャークラブで実績を残した。セビージャ時代には二度のヨーロッパリーグ制覇に貢献している。

最大の武器はスピードを生かしたラインブレイクで、エリア内での勝負強さにも定評がある。近年はとりわけフィジカル面において年齢的な衰えが否めないが、グラナダ移籍で心機一転、15ゴールを挙げた17－18シーズン以来、久しぶりの二桁得点を目指したい。

ホームスタジアム

エスタディオ・ヌエボ・ロス・カルメネス（19,336人収容）

2020-21シーズン 監督&選手一覧

夏の移籍情報

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■2020－21シーズンに他クラブへレンタル移籍していた選手