チーム情報
イタリアのトップリーグに20シーズンぶりに舞い戻った、“水の都”をホームタウンとするプロビンチャ(地方クラブ)だ。以前セリエAに所属していた1999-2000シーズンには元日本代表MFの名波浩が在籍していた。昨季はセリエBを5位で終えながら、6チーム中1チームしか昇格できないプレーオフをしぶとく勝ち抜いている。
少し前の2015-16シーズンは4部でプレーしていたが、フィリッポ・インザーギ監督に率いられた時代に3部から2部に昇格し、この元イタリア代表FWをボローニャに引き抜かれたあともセリエBに粘って留まり、現在のパオロ・ザネッティ監督の下で2001-02シーズン以来となるセリエA復帰を成し遂げた。
今季は移籍市場が閉じる直前まで戦力強化に奔走し、陣容は大きく刷新されている。組織構築の遅れをいかに取り戻せるかが最初の分かれ目だ。
新戦力は、ウェールズ代表CB兼ボランチのイーサン・アンパドゥ、スリナム代表左サイドバックのリチアーノ・ハプス、アメリカ代表セントラルMFのジャンルカ・ブシオ、イスラエル代表セントラルMFのドル・ペレツなど国際色豊かで出自も様々。サッカー大国出身組は、ミランが保有権を持つCBのマッティア・カルダーラを別にすればA代表歴を持たない選手がほとんどだ。
唯一最大の目標となるセリエA残留を成し遂げられるか、監督としてのキャリアがまだ浅いザネッティの力量が問われることになるだろう。
注目選手:FW デニス・ヨンセン
新戦力が主体となっている今季のヴェネツィアで、開幕からレギュラーを任されている数少ない1人が入団2年目のデニス・ヨンセン。
縦方向に果敢に仕掛けていく長身痩躯のウインガーで、ポストプレーも器用にこなし、前線なら左サイドを中心に右でも中央でも起用できるユーティリティFWだ。
母国のノルウェーではU-21代表歴を持っており、自身初のセリエAで昇格クラブを牽引する輝きを放てばA代表入りの道筋も見えてくる。
ホームスタジアム
ピエル・ルイジ・ペンツォ(9,977人収容)
2021-22シーズン 監督&選手一覧
Pos /背番号名前 | 生年月日 | 国籍/代表歴 |
---|---|---|
監督 パオロ・ザネッティ | 1982/12/16 | イタリア |
FW 17 デニス・ヨンセン | 1998/2/17 | 元ノルウェーU-21代表 |
夏の移籍情報
IN
ポジション/選手名 | 前所属(レンタル元) | 備考 |
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OUT
ポジション/選手名 | 移籍先 | 備考 |
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■2020-21シーズンに他クラブへレンタル移籍していた選手
ポジション/選手名 | 移籍先 | 備考 |
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