レアル・マドリードとレアル・ソシエダのMF久保建英に関する交渉は現在、停滞しているようだ。スペインのラジオ局『カデナ・セール』の人気フットボール番組“エル・ラルゲーロ”が報じている。
ラ・レアルが今夏、再び久保の獲得に乗り出していることはすでに周知の事実となっている。“エル・ラルゲーロ”によれば、両クラブの交渉はここまで順調に進んでいたものの、移籍形態に関する考えが一致せずに停滞しつつあるようだ。
曰く、ラ・レアルは完全移籍での獲得及び、久保と5年契約を結ぶことを希望。その一方でレアル・マドリードは、ラ・レアルが約200万ユーロを支払う形でのレンタル移籍か、買い戻しオプション付きでの完全移籍でしか、この日本人選手を手放す考えがないようだ。完全移籍での放出では、例えば移籍金1000万ユーロで売却した場合、1シーズン目終了後の場合1200万ユーロ、2シーズン目終了後の場合1400万ユーロを支払うことで買い戻せるオプションの付与が条件になるという。
“エル・ラルゲーロ”はレアル・マドリード、ラ・レアル、久保の三者全員が、この交渉で合意する意思があるとしながらも、合意のためにはラ・レアルが条件を飲む必要があるとの見解を示している。なお久保にはラ・レアルのほかオサスナ、バジャドリーがレンタルでの獲得を希望している模様。またスペイン国外ではナポリやトルコのクラブが完全移籍での獲得を目指したようだが、前述の通りレアル・マドリードに完全に手放す考えはないため、実現は難しそうだ。
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