今夏の米国ツアーでレアル・マドリードやバルセロナなどと対戦し、一定の収穫を得たユヴェントス。トリノへ戻ると、7日、親善試合でアトレティコ・マドリードと対戦したが0-4と大敗し、1週間後に迫るサッスオーロとのセリエA開幕戦へ不安を残す結果となった。
「アトレティコはヨーロッパ最強レベルのチームだ。それに加えて我々にはやや疲労があった。ただ、ネガティブなことの中から、良い点を見つけ出す必要がある。サッスオーロ戦まで1週間しかないため、この試合を教訓として、特にメンタル面において最善の準備をしていきたい」
「試合を分析し、正しい考え方ができれば、引きずることはないはずだ。それに(現地時間)8月15日の試合は、3ポイントがかかった試合であることは分かっている。当然、試合への姿勢は変わってくるはずだ」
今夏、MFアンヘル・ディ・マリアやMFポール・ポグバ、DFグレイソン・ブレーメルらを獲得して戦力アップを図ったユヴェントス。だがポグバは加入直後にひざを負傷して5週間の離脱が予想されているうえ、MFウェストン・マッケニーもツアー中のケガで離脱した。
この日、胃炎で不在だったMFフアン・クアドラードはチームに合流できる見込みだが、FWモイーズ・キーンやMFアドリアン・ラビオらは出場停止と、開幕戦は厳しい台所事情となる。
「クアドラードは戻ってくるはずだが、このメンバーで開幕戦へ臨み、絶対に3ポイントを持ち帰らなければならない。サッスオーロは昨シーズンと同様に技術があるだけに、我々は上手いプレーを見せる必要があるだろう」
ユヴェントスでは今夏、さらにフランクフルトに所属するMFフィリップ・コスティッチの獲得の可能性が囁かれている。
「いまはこのメンバーで準備を続けていかなければならない。それでもこのチームは、良いスタートを切るためのクオリティと可能性を持っている。ただ、デュエルでもっと勝利を収められるよう、より強い気持ちで臨むべきだろう」
アトレティコ戦では、昨シーズンにユヴェントスでプレーしたFWアルバロ・モラタが古巣相手にハットトリックを達成した。アッレグリは元ユーヴェFWに対する発言を避けつつ、新戦力のブレーメルらを称えた。
「アトレティコにカウンターのスペースを与えすぎてしまえば、必ず脅威となる。だがモラタについては何もコメントできない。彼はアトレティコの選手だからね。新加入のブレーメルは非常に良かった。(フェデリコ)ガッティも良かったよ。いずれにせよ、この敗戦は活かすことができるはずだ」
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