今回の『Jリーグプレビューショー』では、週末に行われる3位・川崎フロンターレと2位・サンフレッチェ広島の優勝争いの行方を占うビックマッチをフォーカス。広島OBの佐藤寿人氏と川崎Fの番記者でもある田中直希氏がそれぞれ注目点を紹介するプレゼンバトルを繰り広げた。
まずは、戦術ボードと映像を使いながらお互いの”チーム最大の強み”を紹介した。
広島の強みを”攻守の連動”と主張する佐藤氏は、「相手のビルドアップに対して守備のスイッチを入れられる。誰がどこにポジションを取るのかが整理されている。さらに守備の強度が高いので奪った後にしっかりと前にボールをつけられる。その後も中盤の選手がより高いポジションをとって攻撃の選択肢の一つになることができる」と紹介する。
その中でも「奪ってから前に出ていけるというのが今の広島の強み」と強調し、その象徴的なシーンとして第27節セレッソ大阪戦でのMF松本泰志のゴールシーンをピックアップ。「出ていくということは運動量も求められるし、奪われた時にはリスクもありますが、しっかりとフィニッシュで完結できる」と解説し、『2-1』で広島の勝利を予想している。
一方で田中氏は、川崎Fの強みとして”右サイド”を紹介。鬼木達監督がDF山根視来、MF脇坂泰斗、MF家長昭博で構成される右サイドを「別格」と評しているエピソードを明かした上で、「この3人の連係で相手に来られていても、ちょっと外してというのができてしまう」とその凄さを口にする。
また、最近見られる家長のある動きをポイントに挙げている。
「最近は、うまくいっていない時に家長選手が少し降りてきて数的優位を作りながら、味方を押し上げている。たまに左サイドまでいったりすることもありますが、右サイドが薄くなってしまうと思いきや、脇坂選手がサイドに出たり、山根選手が高い位置をとってバランスを取れている。家長選手きっかけで回っていく”家長ロールがポイントになる」。
その右サイドから生まれた2つの対照的なゴールシーンを紹介した。右サイドの3人による鮮やかなパスワークから生まれた第26節・アビスパ福岡戦での先制点と、ボールを奪った後に素早くボールを受けた家長のドリブル突破からのクロスで生まれた8月31日に行われた第20節・サガン鳥栖戦での先制点をピックアップ。同じ右サイドから生まれたゴールではあるが、その対照的なシーンを踏まえて「相手を見ながらできるのが、3人の強み」と主張。佐藤氏とは真逆のスコアの『2-1』で川崎Fの勝利を予想している。
番組内ではその後のプレゼンバトルでこの一戦におけるキープレイヤーもそれぞれ紹介されている。J1優勝争いの命運を左右する大一番で最後に笑うのは、川崎Fか、広島か注目の一戦だ。
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