前節のミラノダービーで逆転勝利を収め、勢いに乗ったかに見えたセリエA王者のミラン。だがミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の初戦でザルツブルクと1-1で引き分け、継続性を示すことができなかった。
そんな中、ステファノ・ピオリのチームは日本時間11日、セリエA第6節においてサンプドリアとの敵地での一戦へ挑む。ミラン指揮官は、開幕から未勝利のサンプドリアに対する警戒を語りつつ、リヴァプールから加入した新戦力FWディヴォック・オリギの初先発の可能性を示唆した。
「サンプドリアは明確なアイデンティティを持った堅固なチームだ。前節で負けていることから、モチベーションは高く、決意を持って試合に臨んでくるだろう。オリギの先発のチャンスに? そうなるはずだと思っている。これまでにコンディションを上げるために途中出場し、状態は良くなっている。素晴らしい選手だと思うが、試合でプレーする必要があるだろう」
すべての試合で勝つためのターンオーバー
「先発メンバーの11人に限らず、チームには強力な選手たちがおり、明確なアイデンティティも持っている。練習では、全員が全力を尽くしてくれている。あくまで先発メンバーは、その試合におけるベストメンバーだと思っている。私にとってターンオーバーは、全員を出場させるためではなく、試合で勝利を収めるために行っていることだ」
「ミランでプレーしているのなら、競争は避けられない。高いレベルを目指し、優勝したいのならば、レギュラー11人と、それよりも力の劣る控え組というわけにはいかない。シャルレは私が求めているすべてをこなしており、非常に満足している」
「もっと彼のクオリティを信頼し、パスを回していくべきだと考える。また彼自身も、いつ攻撃を仕掛け、いつ縦を狙うべきかの理解を深めていく必要があるだろう。一方、ブライムには機動性とスピードがあり、頼りにしている。それに(ヤシーヌ)アドリもいる。彼には多くを期待しているが、そのうち出番がやってくるだろう」
最後にピオリは、ここまでリーグ戦で3勝2分の成績を収め、2位ナポリと並ぶチームの課題について言及。5試合で合計5失点を記録した守備の問題を指摘した。
「このチームには競争がある一方で、結束もある。我々はすべての試合で勝利を収めることを目指し、そのための準備をしている。チームは良いパフォーマンスを見せているが、いくつかの状況において改善しなければならない点もある」
「例えば守備においていくつかミスがあり、やや失点が多いように思う。チーム全体として姿勢を変えていく必要があるだろう。また、インテンシティや集中力、守備面におけるコミュニケーション不足など気になる点がいくつかある」
放送・配信予定
- サンプドリア vs ミラン
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年9月11日(日)日本時間3:45
- 実況:北川義隆
- 会場:スタディオ・ルイジ・フェッラーリス
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