UEFAネーションズリーグの前節において、若手主体のチームでドイツに2-5と大敗を喫したグループ3位のイタリア。ロベルト・マンチーニのチームは日本時間24日、若手とベテランを融合させた3-5-2のシステムでイングランド戦に臨むと、FWジャコモ・ラスパドーリの決勝点により1-0と勝利を収め、首位ハンガリーとの差を2ポイントのまま維持してファイナル4進出へ望みをつないだ。
主将のボヌッチは試合終了後、『Rai』のインタビューでアッズーリのパフォーマンスを分析した。
「僕らはピッチにおいて誇りと勇気、強い気持ちを示し、イングランドよりも多くのチャンスを作り出すことができた。この姿勢があれば、これからも成長を続けていくことができる。立ち上がりは良かったが、その後、やや下がり気味になってしまった」
「それでも試合の主導権を握り、危ないシーンがあったのは終盤だけだ。その点に関して、よりコンパクトにまとまれるように取り組んでいかなければならない。だが今日は、拍手に値するパフォーマンスを見せられたと思う」
ボヌッチは68分、最終ラインから前線のラスパドーリへ美しいロングフィードを送り込み、決勝点を演出した。
「ジャックには、裏のスペースを狙うように伝えていた。あのコースのパスは得意としているので、それを活かすことができた」
最終節を残して8ポイントで2位へと浮上したイタリアは日本時間27日、ファイナル4への進出を懸けて、ドイツを下して首位の座を守ったハンガリーと敵地で対決する。ボヌッチは、イタリア人指揮官マルコ・ロッシ率いるチームとの対戦へ意気込みを見せる一方、出場を逃したFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022への未練をのぞかせた。
「首位を懸けてハンガリーへ乗り込む。ファイナルへ進出できれば、このチームの成長において素晴らしい結果となるはずだ。成長のために重要だとは思うが、W杯出場権が戻ってくるわけではない」
(C)Getty images
続いてラスパドーリもインタビューに応じると、決勝点のシーンを自画自賛した。
「レオには、あのプレーについて事前に声を掛けられていたが、上手く行った。ちょうどよいボールが届き、美しいゴールが生まれた。僕らは偉大なチームを相手に、素晴らしいパフォーマンスを見せることができた。攻撃的であると同時に献身的な姿勢も示し、最終的に結果もついてきた」
「僕らはこんな勝利を必要としていたんだ。準備ができていることを示し、本来の自分たちに戻ろうとする野心や勇気を示すことができた。次戦も控えているので、この調子で続けていきたい」
ハイライト
放送・配信予定
- ハンガリー vs イタリア
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年9月27日(火)日本時間3:45
- 実況:北川義隆
- 会場:プスカシュ・アレーナ
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