偉大なファンタジスタがスパイクを脱ぐことを決断した。
18日、横浜FCに所属する中村が今季限りで現役を引退することを発表。長年、日本サッカーを牽引してきた男がピッチを去る。
内田氏は対戦相手としてだけでなく日本代表ではともにプレーした関係性でもある。どんな存在かと問われると内田氏は、「中村俊輔ですから。小学校、中学校の時から見てました」としつつ、自身の見解を口にした。
「初めてA代表に入った時、右サイドで前と後ろで組んだのが俊さんだった。アウェイのオーマンかバーレーンの試合の前日に『うっちー、うっちー』と呼ばれ、『相手がこうやって出てくるからうっちーはこういうふうに守って、俺はこういうふうに守るから』みたいな。それで逆サイドの選手がみたいな話もしていて、この人どれだけサッカーの試合を見ているんだろうなって。自分の対面する選手だけでいいはずのに、俺の対面も見ているし、逆サイドの動きも見ていた。その時にこの人はサッカーが大好きなんだなと思った」
続けて、南アフリカワールドカップの頃、負傷を抱えながらプレーしていた当時の中村を思い出しつつ、「輝いている俊さんはずっとテレビで見ていたけど、最後のW杯は現実を見た感じがして、中村俊さんでもこういう残酷なところがあるんだなと思っていた」と思いを明かした。
また、当時の代表では中村がDF長友佑都と仲が良かったことを語りつつ、「俊さんとあんなに喋れていいな」と思っていたとのこと。ロングパスを中村と長友の二人でしていた際、長友が「キックうまいですね」と言ったことに対し、岡田武史監督が「誰に言ってんじゃい」と話していたエピソードを明かした。
最後に内田氏は「俊さんはみんな寂しいと思う。お疲れ様でした。いつかこの番組にぜひ」と語り、自分から言えないので周りの人から「出てほしい」と伝えてほしいと話していた。
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