22日、各地でJ1とJ3、そしてWEリーグの試合が開催された。
中断期間中にあるJ1では唯一、延期となっていた清水エスパルスとジュビロ磐田の静岡ダービーが開催された。清水が17位、磐田が18位と両チームともに自動降格圏に沈んでいる状況での対戦とあって、キックオフ前から痺れる展開となった。
[4-4-2]の清水に対して磐田は[3-4-2-1]でスタート。自然とピッチ上でズレが起こる中、時間の経過とともに少しずつ主導権を握っていったのはホームの清水であった。そして34分には先制点を奪う。右CKを山原怜音が蹴り頭で折り返したのは白崎凌兵。このボールに反応したチアゴ・サンタナが左足で蹴り込んだ。
清水の1点リードで始まった後半も熱い展開が続く。勝たなければ残留が厳しくなってしまう磐田が追い付くために必死に攻めにかかるが、なかなか糸口を見出だすことはできず。早い時間帯から積極的に選手交代を行い、リズムを変えにかかったが大きなチャンスを作り出すまでには至らない時間が続いた。
それでもアディショナルタイムにドラマが待っていた。左サイド深くで松原后が粘り、古川陽介が折り返す。これを受けたジャーメイン良が得意の左足で蹴り込み、途中出場の3人で同点に追い付いた。
その後も攻め立てた磐田は古川に決定機が訪れるも決め切れず、反対に清水も追い付かれた後にチアゴ・サンタナに2度ほどチャンスが巡ってきたがモノにできず、まさに痛み分けの決着となった。
残り5試合と佳境を迎えるJ3は、藤枝MYFCとテゲバジャーロ宮崎の1試合が行われた。悲願のJ2昇格を目指す藤枝が前半の内に岩渕良太のゴールで先制するも、宮崎は後半開始5分で追い付くことに成功。その後はお互いに2点目が生まれず、勝点1ずつを分け合った。
この日、2022-23シーズンの開幕を迎えたWEリーグは2試合が開催された。今季のオープニングマッチとなったマイナビ仙台レディースとちふれASエルフェン埼玉の一戦は、ホームのマイ仙台が3-1で勝利。先制点こそ許してしまうも、前半の内に逆転すると、後半にも追加点を挙げ、逃げ切った。
もう1試合は日テレ・東京ヴェルディベレーザとアルビレックス新潟レディースが対戦。前半はお互いにシュート3本ずつと一進一退の攻防が続いたが、後半は東京NBが圧倒。シュート数は12本を数えた中、PKだけの1点に留まったが、見事、開幕戦を勝利で飾った。
■ 10月22日開催 結果
・J1第31節
清水 1-1 磐田
・J3第30節
藤枝 1-1 宮崎
・WEリーグ第1節
マイ仙台 3-1 EL埼玉
東京NB 1-0 新潟L
関連記事
●プレーオフ進出をかけた直接対決。モンテディオ山形対徳島ヴォルティスの見どころ| 日程・放送・配信予定 | Jリーグ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?