29日、各地でJ1の試合が行われた。
注目の優勝争いは、またしても決着とはならなかった。ホームに浦和レッズを迎えた首位の横浜F・マリノスは、立ち上がりから攻勢をかけていく。試合が動いたのは17分。右サイドでボールを受けたMF水沼宏太が左足でシュートを放つと、ディフレクトしたボールがファーサイドにこぼれると、これをFWエウベルが押し込み、横浜FMが先制に成功した。
これで勢いをつけた横浜FMは、37分にFWアンデルソン・ロペスが追加点。後半に入り57分にも高い位置でボール奪取からエウベルが大きな3点目を奪い、一気に試合の大勢を決めた。その後、互いに1点を取り合って試合は決着。4-1で勝利し、残すは川崎フロンターレの結果次第となった。
横浜FMが勝利したことで優勝に望みをつなぐためには勝利が必須になった川崎フロンターレは、ホームでヴィッセル神戸と対戦。試合は序盤からボールを動かす川崎Fが優勢に試合を進めていく。すると、20分に相手のミス絡みもあってペナルティーエリア内でFWマルシーニョに決定機。これを冷静に押し込み、川崎Fが先制した。
このままうまく試合を進めながら追加点を狙っていきたかった川崎F。しかし、後半入り51分、ゴール前で相手にFKを与えてしまうと、これをMF小林祐希に素晴らしい左足のシュートからネットを揺らされてしまい同点弾を奪われてしまった。
これで横浜FMの優勝かと思われた84分、大きなチャンスが訪れる。FW小林悠がゴール前で倒されると、これがVARの末にPKへ変更。大きなプレッシャーのかかるPKをMF家長昭博が決め、土壇場で勝ち越しに成功。試合はそのまま2-1の勝利となり、優勝争いは最終節までもつれることになった。
残留争い直接対決となったガンバ大阪とジュビロ磐田の直接対決は、前半をスコアレスで折り返す痺れる展開に。ただ、この状況を打開したのはホームのG大阪だ。66分、途中出場のFW食野亮太郎がペナルティーエリア手前中央でボールを受けると、左に切り返してから左足のシュートを放つ。これが対峙したDFの股の下を抜け、ゴール右に吸い込まれた。
これで余裕が生まれたG大阪は、73分にもFWパトリックのビューティフルゴールで追加点。そのまま逃げ切りに成功し、残留に向けて大きな勝点3を手に入れた。一方、磐田はこの敗戦によりJ2への降格が決定している。
そのほか、勝利した北海道コンサドーレ札幌の残留が決定。敗れた清水エスパルスが17位、引き分けに終わった京都サンガF.C.が16位に後退している。
J3は1試合が開催。ホームに福島ユナイテッドを迎えたY.S.C.C.横浜が2-0で勝利を手にした。
■10月29日開催 結果
・J1第33節
川崎F 2-1 神戸
横浜FM 4-1 浦和
湘南 3-0 鳥栖
清水 0-1 鹿島
名古屋 2-1 FC東京
京都 0-0 C大阪
G大阪 2-0 磐田
広島 1-2 札幌
福岡 2-1 柏
・J3第31節
YS横浜 2-0 福島
関連記事
●九州ダービーが実現。ロアッソ熊本対大分トリニータの見どころ| 日程・放送・配信予定 | Jリーグ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?