ギリギリのところで最終節に望みをつなげた。
残り2試合となったJ1リーグ。首位・横浜F・マリノスがリードしている状況下で、川崎フロンターレはヴィッセル神戸を相手にリードしながらも51分にセットプレーから被弾。このままいけば、横浜FMの優勝が決まり、川崎Fの3連覇の夢が潰える状況だった。
そんな中、迎えた79分。FW小林悠がペナルティーエリア付近でファウルを受けFKを獲得すると、これがVARの結果、ペナルティーエリア内でのファウルと判定され、川崎FにPKが与えられた。この場面、小林は「今年はアキくんが蹴るべきだなと思っていた。蹴るかと聞かれたが、アキくんに蹴ってと言いました」と、チーム内得点王でもあるMF家長昭博にキッカーを任せた。
相当な緊張感があったことは間違いない。ただ、家長は「失敗しても成功しても蹴る前から覚悟は決めていた。緊張感はあるのはわかっていましたし、それ以上のものはなかった」と一言。ハーフタイムに「個人的に(横浜FMの結果は)聞いていた」中で、冷静にゴール右上へと蹴り込み、大きな勝ち越し弾を奪った。ゴール後には気持ちが入っていたことを表現する場面もあり、チームにとっても大事な得点となった。
改めて試合を振り返り、家長は「やはり1点決められた後にもう1点決められてもおかしくない雰囲気があった。みんなで話して80分くらいまで我慢しようと。1回落ち着いて、残り10分くらいで攻め合いになったり、ビッグチャンスがあったりするのかなと思っていた。結果、落ち着いて同点の時間を嫌がらずにという話をしました。そこがたまたまうまくいったと思います」と口にした。
最終節に勝利すれば、横浜FMの結果次第で逆転での優勝を決められるチャンスがある。
「勝って終わりたいと思いますし、優勝すればラッキーだなという感じ。ただ、特別な感情はない」。
そう冷静に語った家長は、優勝のこと以上にまずは最終節での勝利を誓っていた。
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