今シーズン、アーセナルから期限付きでモンツァに加入しているマリは、現地時間27日、ミラノ近郊のショッピングセンター内の大型スーパーマーケット「カルフール」で家族と買い物中に刃物を持った46歳の男に襲われ、背中に深い傷を負った。29歳のスペイン人DFは28日、損傷した背中の筋肉の縫合手術を受け、無事成功。病院の発表によれば、2、3日の経過観察を経て、退院できる見込みとなっている。
マリを含めて5人が負傷し、スーパーの従業員1人が命を落としたこの事件。犯人は、ナポリやインテルなどでプレー経験のあるスポーツディレクターのマッシモ・タランティーノ氏により取り押さえられたが、セリエAに大きな衝撃を与えることになった。
モンツァのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは、マリの入院先で取材に応じると、復帰までに約3カ月を要するとの見通しを語ったほか、チーム内に大きな動揺が広がっていることから日本時間11月1日に予定されているボローニャ戦の延期を申請したことを明かした。
「離脱期間はかなり長くなる。執刀医によれば、トレーニングを再開するまでに2カ月を要するとのことから、ピッチに立つまでに少なくとも3カ月かかるだろう。選手は全身麻酔を受け、現在は眠っている。彼はアスリートということで、筋肉によりかなり助けられ、より重大な結末にはならなかった」
「今回のような事件は、他の国のニュースとしてしか目にしてこなかった。マリは家族と一緒に買い物へ行き、そこで頭のおかしい男に遭遇し、すぐ近くで亡くなった人がいる。我々はレーガ・カルチョに対して試合延期の申請を行った。選手たちはショックを受けている。（主将のマッテオ）ペッシーナと電話で話をしたが、30分間にわたって泣きじゃくっていた。しかしロッカールーム内は結束し、団結している」
なお『ダゾーン・イタリア』の取材によれば、レーガ・カルチョはモンツァ対ボローニャを延期せず、予定通りに開催することを決定した。
放送・配信予定
- モンツァ vs ボローニャ
- 配信：DAZN
- キックオフ：2022年11月1日（火）日本時間4:45
- 会場：ウー・パワー・スタジアム
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