ロアッソ熊本 対 モンテディオ山形 の見どころ
2022シーズンのJ2リーグを締めくくる90分だ。J1参入プレーオフ2回戦で顔を合わせるのはリーグ4位のロアッソ熊本と6位のモンテディオ山形。ともに攻撃的なサッカーを志向し、ボールをつなぎながらゴールに迫っていくスタイルも共通する。相手よりもボールを握り、アグレッシブな姿勢を貫き、ゴールネットを多く揺らすチームはどちらだろうか。
熊本は10月30日の1回戦で大分トリニータと対戦。一発勝負のプレーオフで実現した“九州ダービー”は最後の最後まで目の離せない熱いゲームとなった。
開始約20秒で先制点を許すまさかの立ち上がりとなったが、90分を通じて慌てずにゲームを進め、後半終盤に坂本亘基、粟飯原尚平が立て続けにゴールを決め逆転。アディショナルタイムに同点ゴールを許したが、リーグ戦の順位が上のチームが持つ引き分けでもOKのアドバンテージを生かし、2回戦進出を決めた。
そのアドバンテージをこの2回戦でも持つ熊本であるが、それを意識し過ぎると動きが硬くなってしまうことも考えられる。シーズンを通して見せてきた伸び伸びとした攻撃的なサッカーを表現することが勝利への最大の近道だろう。1週間前と同じくホームのえがお・健康スタジアムで戦えるシチュエーションは大きな後押しになる。今季のJ2リーグを驚かせ、盛り上げてきた“大木ロアッソ”が最大のサプライズを完結させ、悲願のJ1への挑戦権を手に入れる。
対して、山形はリーグ最終節で6位に滑り込んだ勢いそのままに1週間前の1回戦では3位のファジアーノ岡山を撃破した。判定の適用ミスがあった影響で再試合となったゲームを含めれば、シーズン中に3回戦い全敗に終わっていた相手に大一番でリベンジに成功。先制点、追加点、ダメ押し点と理想的な試合運びで1つ目の下剋上を果たした。
勢いや流れで言えば山形に分があるのは間違いない。今夏にチームに加入し、早々とエースの座に就いたディサロ・燦シルヴァーノは好調を維持しており、リーグ第41節からプレーオフ1回戦まで3試合連続得点中である。さらにその3試合すべてで先制点を挙げており、スコアはどの試合も最終スコアは3-0。チームに自信と勇気を与えるゴールを重ねている。
様式は異なるが、クラブとしては過去に6位からプレーオフを勝ち抜いた経験を持つ。当時を知る選手やスタッフは少ないだろうが、ファン・サポーターの多くはその歓喜を覚えているはずだ。岡山に続き、熊本の地で2回目の下剋上を果たし、J1復帰へ王手をかけたい。
J1参入プレーオフ2回戦 対戦カード一覧
日時 | 対戦カード | スタジアム | 配信・放送予定 |
---|---|---|---|
11月6日(日) 13:05 | ロアッソ熊本 vs モンテディオ山形 | えがおS | DAZN NHK山形 NHK熊本 |
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