湘南ベルマーレは9日、MF古林将太と2023シーズンの契約を更新しないことをクラブ公式サイトで発表した。
現在31歳の古林は、湘南ベルマーレの下部組織出身。ユース在籍時の2009年9月に2種登録され、2010年に同クラブのトップチームに昇格。2011年には期限付き移籍でザスパ草津(現:ザスパクサツ群馬)、2016年から3シーズンは名古屋グランパスやベガルタ仙台へと活躍の場を移したが、2019年に再び古巣に復帰。その後は、3シーズンに渡って20試合以上に出場して活躍してきたが、今シーズンはJ1で6試合の出場に留まっていた。
今回の発表を受けて公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。
「小学3年生の時にベルマーレのサッカースクールに入ってからアカデミーで育ち、プロになることができました。移籍もありましたが、湘南ベルマーレで19年間という長い間、お世話になりました。全てを教わったチームです。本当に感謝しかありません。ずっとベルマーレで引退するのが夢でしたし、クラブを支える存在になりたいと思っていました。
でも、自分たちが身を置いているのは勝負の世界ですし、今後どういった道に進むのかは分かりませんが、自分の中で整理をして気持ちを切り替えて進んでいきたいと思っています。
眞壁会長、水谷社長をはじめスタッフの皆さんには小さい頃からずっと支えていただきました。何度も言いますが、一番にくるのは感謝の気持ちです。
また、サポーターの皆さんは自分にとって本当に大きな存在でした。2019年にベルマーレに帰ってきて、1年目はなかなか調子が上がらなかったですが、そんな中「コバショウなら大丈夫だ」といった声をたくさん掛けてもらい、皆さんの声や思いに支えられて自分らしくプレーすることができました。
そして、僕自身がホームタウン出身ということもあり、湘南地域の皆さんにも常に支えていただき、いろいろな場所で「コバショウ、コバショウ」と声をかけてもらいました。そういった皆さんにとって、最後までカッコいいコバショウでいられるように、しがみついてプレーし続けることも大切なのかなと思っていますし、こういう時こそ人間として大きくなれると思っています。
今年の一年は、なかなかシーズンを通して試合に出場することができず、苦しい時間も長かったですが、本当にサッカーが楽しかったし、自分の中では今後に繋がる姿勢を見せられたと思っています
長い人生、この一瞬に左右されずに前を向いてやるしかないと思っています。どういった形であれ再びベルマーレに帰ってこられるように、今後も頑張り続けます。本当にありがとうございました。」
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