本大会に挑む26人のメンバーが発表された。DF吉田麻也やMF南野拓実、MF久保建英らが順当に選出された中、意外だったのはFW大迫勇也が選ばれなかったことだ。
ここ最近は確かにコンディションの影響や怪我により代表メンバーに選ばれていなかった。ただ、その間に大迫を超えるインパクトを与えたストライカーはおらず、FWとしての能力やW杯出場の経験を得ていることを考えても、選出されることが予想されていた。
それでも最終的には選出されず。森保監督は他の選ばれなかった選手と合わせて「一緒にカタールで戦いたい選手たちですし、その力がある選手たちだと思います」と主張した上で、今回の選考理由について明かした。
「これまでの我々の活動と今の選手の状況とコンディション、W杯の戦いを想像して今のベストということでFWだけでなくチーム全体を選びました。大迫や古橋はこれまでの活動の中でW杯予選、そしてこの4年間でW杯につながる道をつなぐ戦いをしてくれた素晴らしい選手だと思います。これまでと今W杯での戦いをいろいろシミュレーションをしたときに優先順位として、この選考になりました。ただ、これもまた何が起こるかわかりませんので、今回選んだ選手と同等の力を持っていますし、まだ日本のために戦うという気持ちを持ち続けてもらいたいと思います」
また、大迫が外れたことで最前線にはW杯経験者がいなくなった。これに対して森保監督は「選ぶときにW杯経験者が足りなくなるところはメンバーを見たときに、考えるポイントの一つとしてそこも話し合いました。もちろんW杯経験者の力を借りて戦いたいという選択肢も、このように選んでおきながらまだまだ考えるところはあります。だが、経験者は非常に大切ですが、経験のない選手のW杯で成功したいという野心に期待してメンバー選考に至りました」と語り、新たな選手たちに期待した。
大迫が外れる状況になった中、新たなエースストライカーが生まれるか。W杯本番が楽しみだ。
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