J1を16位で終えている京都サンガF.C.とJ2を4位でフィニッシュし、プレーオフを勝ち上がってきたロアッソ熊本が13日に激突するJ1参入プレーオフ決定戦。11日、J1参入プレーオフ決定戦のオンライン記者会見が行われ、京都からは曺貴裁監督とGK上福元直人、熊本からは大木武監督とGK佐藤優也4名が登壇し、この一戦への意気込みを語った。
J1最終節・ジュビロ磐田戦をスコアレスドローで終え、プレーオフに回ることが決まった京都。この1週間は「良い意味でまた初心に戻って練習してきた」と語る曺監督は、この一戦に向けて「もう1試合、自分達のフットボールを進化させてお客さんの前で披露できる機会をもらった。このチャンスをものにしたいし、非常に楽しみにしている」と意気込みを語れば、絶対的守護神の上福元も「シーズンを経てたくましく成長してきた実感がある。その成果を試すチャンス。早く試合がしたいし、勝利を勝ち取りたい」と必勝を誓う。
一方で1回戦では大分トリニータ、2回戦ではモンテディオ山形と2試合連続ドローという形でプレーオフ決定戦に勝ち進んできた熊本。大木監督は、「我々はJ2の中でもJ3から上がってきた新参者。チャレンジャーという気持ちを全面に出して気合いを持って戦いたい」と力強く意気込みを語ると、守護神の佐藤は「自分達は開幕戦からずっと良い準備をして、良いサッカーをずっとしてきたつもり。最後の一戦でも良いゲームをするだけ」と変わらぬ姿勢で臨む。
この一戦は、どちらもブレないスタイルを確立させているチーム同士の対戦。両指揮官が対戦相手の印象を問われると曺監督は、「自分達が信じたスタイルを一貫してやっていることは画面からも伝わってくるものがあった」と語ると、大木監督も「曹監督のチームは、今年だけじゃなく、以前からわかっていますので。持っている雰囲気やその匂いは感じられる。そこには敬意を払って、尊重して準備をして戦っていきたい」と印象を語る。
また両者の守護神は市立船橋高校出身。佐藤の4学年後輩にあたる上福元が「市船の上下関係は13日には持ち込まずに戦いたい」と語ると、佐藤からは「いつも無礼講じゃん」と指摘。お互いのゴールキーパーとしての印象を問われた際には、佐藤が「プライベートでも仲良くさせてもらっているので・・・」とコメントを控えると、上福元が前日に急遽ゴルフに誘った際に「快く対応してくれた。すごく優しいし、温かい先輩」とエピソードを明かし、「心の広い素晴らしい人間性」と絶賛している途中で、佐藤が「そんなに褒めなくていいよ」と再びツッコミが入る一幕もあった。
泣いても笑ってもラスト1試合。J1への残る一つの椅子を懸けた戦いは11月13日、13:05にサンガスタジアム by KYOCERAで幕を開ける。
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