今シーズン序盤戦に苦戦したものの、直近のリーグ戦5連勝で4位まで持ち直したユヴェントス。日本時間14日、FIFAワールドカップ（W杯）カタール2022によるリーグ中断前の最終戦でマウリツィオ・サッリ率いる2位ラツィオをホームに迎えると、負傷中のエース、ドゥシャン・ヴラホヴィッチの代役を務めたモイーズ・キーンがドッピエッタ（1試合2得点）の躍動を見せるなどして3-0と快勝した。
6連勝を収めて3位へと浮上したマッシミリアーノ・アッレグリは、チームのパフォーマンスを分析した。
「この1カ月半、選手たちは最高の仕事をしてくれた。今日も簡単な試合ではなかったが、最後まで辛抱強くプレーし、相手にチャンスをほとんど与えなかった。後半、相手のテンポが下がってくるのは当然であり、そこで（アンヘル）ディ・マリアや（フェデリコ）キエーザらを投入したことが重要だったと言える。技術的クオリティが上がり、良いボール支配ができた」
「キエーザは途中から入って献身的によく働いてくれた。これから代表戦もあり、プレーのリズムも上がってくるだろう。また、チーム全体でも良い取り組みができている。後半からフィジカル面も良くなってきて、満足している」
「そしてチームスピリットも変わった。勝つことが次の勝利につながる。ただ結果を出すだけだ。カルチョはこの点において非常にシンプルだ。どんな形でも試合で勝っていく必要がある。選手たちには感謝している」
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続いてアッレグリは、22歳キーンに言及。2戦連続ゴールを決めた22歳FWの成長ぶりを称えた。
「キーンはより精神的にバランスがとれた選手になった。現在はハードにトレーニングに取り組んでおり、昨年と比較して6キロの減量に成功した。フィジカル面も良くなり、メンタル面でのアプローチも変わった。他のみんなと同じように成長を見せている」
1カ月前までは、8位に沈んでいたユヴェントス。だがセリエA15試合を終えて2位ミランと2ポイント差に迫るまでの躍進を見せた。ただ、単独首位を走るルチアーノ・スパレッティのナポリとは、依然として10ポイントと大きな差が開く。
「ナポリはものすごいペースで前進しており、リーグ戦で独走している。優勝ラインは少なくとも90ポイントになるだろうが、ナポリはすでに53ポイントを獲得しており、どんな結末を迎えることになるのか注目したい。ただ、6試合前までは、我々が中断前までに3位へ浮上するなどと、誰も信じていなかったはずだ。これから来年1月に向けてエネルギーを蓄えていかなければならない」 
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