現役時代にユヴェントスやナポリなどでプレーし、チェゼーナでは日本代表DF長友佑都の同僚でもあったエマヌエレ・ジャッケリーニ氏。そんな元イタリア代表FWが18日、『Fanpage.it』のインタビューでW杯カタール2022を語った。まずは欧州のリーグ戦を中断して開催される異例の大会について見解を示している。
「イタリアが出場しないだけでも、いつもと違うが、秋冬に開催されるため、すべてが異なる大会になる。だが私は好きだよ。外は寒いので家で過ごし、試合を見ることができるからね。セリエAでは(ケガを恐れて)開幕直後のような闘志を見せず、手加減している選手が見受けられた」
「一方で、クラブのために90分間奮闘している選手もいた。W杯が何よりも重要と考える者もいれば、現在のことを考える者もいる。私なら全力を尽くしたと思う」
続いて優勝国は「アルゼンチン、フランス、ブラジルとポルトガルの争いになるだろう」と予想したユーヴェOB。母国イタリアが不在のW杯において、E組でドイツやスペイン、コスタリカと戦う日本代表や、C組でアルゼンチンやポーランド、サウジアラビアと同居するメキシコ代表にエールを送ることを決めている。
「私はメキシコと日本を応援するつもりだ。日本代表は、メキシコと同様によく走るチームだ。あらゆる対戦相手を困難に陥れることができるだろう。みんなが賭けないようなチームかもしれないが、私にとってのダークホースだ」
一方、強豪国の中で期待通りの結果を収めることができない可能性があるチームを問われると、日本と初戦で対戦するドイツを挙げた。
「ドイツは期待外れに終わる可能性があるように思う。私の考えでは、非常に上手く行くか、ひどい結果に終わるかのどちらかだろう。若手を中心とすることで良い方向に向かう可能性もあれば、期待外れになる可能性もある」