ドイツ代表との死闘を終えて、明日27日には第2戦のコスタリカ代表戦を迎える日本代表。ドーハの歓喜を手にした一方で、強度の高い試合から選手の疲労度が心配されている。
フル出場を果たした伊東純也は「まだ２日目なんで体が重い」と疲労が残っている様子。しかし「3日あるんで、それで中3日は全然大丈夫かなと思います」とコスタリカ戦は万全の状態で臨めそうだ。
第2戦は日本代表がボールを保持し、コスタリカ代表がカウンターを狙うような戦いが想定されていた。しかし初戦でコスタリカ代表が、スペイン代表に0-7の大敗を喫したことで状況が一転。後がなくなったコスタリカ代表が、前に出てくる可能性が高まっている。
それは日本代表にとっては好都合かもしれない。伊東にとっては持ち味のスピードを存分に発揮できる。「相手も勝たなきゃ終わりっていう状況で、やっぱり多少は前に出てくると思うんで、そういうところはやっぱ狙い目かなと思います」と裏のスペースが1つのポイントとなりそうだ。
「ホントに特に前半は守備に追われてしまったので、よさを出せなかった」というように、ドイツ戦では守備のタスクに追われて持ち味を発揮できなかった。それだけに「次の試合は自分がチャンスを作ってやろうという気持ちはありますし、出た時にはしっかりそういう仕事をしたいなと思います」とコスタリカ戦に向けて意気込む。
伊東にとってコスタリカ戦は思い出の試合でもある。2018年9月に行われたキリンチャレンジカップのコスタリカ戦に出場した伊東は、この試合で代表初ゴールをマークした。
「個人的にはいいイメージを持ってます。あの1点があったから代表残って出場も伸ばしていったっていうのはあると思います。（W杯初ゴールは）取ってやろうとは思ってますし、もちろんチャンスがあれば狙いたい」
日本代表初ゴールを奪った思い出の相手から、今度はW杯初ゴールを奪えるか。コスタリカ戦は伊東のパフォーマンスに期待したい。