日本代表は、FIFA ワールドカップ カタール 2022グループE初戦・ドイツ代表戦で劇的な逆転勝利“ドーハの歓喜”を手にした。
この試合に先発出場を果たし45分間プレーした久保建英は「勝ち点3を取れたことが大きい。想定以上の結果を得られたということで、ここからはまた違った戦い方をできればいいと思います」と、すでに次の試合へと気持ちを高めているようだ。
27日に第2戦のコスタリカ代表戦を控える。戦前の予想ではドイツ代表戦と異なり、日本代表がボールを保持して攻め込む時間が増えると見られている。しかし久保は「想定していたコスタリカ戦よりも、日本は速攻が増えてくるかなと思っています」とコメント。後がない相手が前に出てくることを予想し、立ち上がりにチャンスが増えるだろうとの考えを明かした。
「長くボールを保持するというよりも、カウンターで攻めていく試合になるかもしれない。特に相手は最初から前に出てくると思うので、前半は日本にそういうチャンスが来る。後半どうなるかはわからないですけど、立ち上がりは狙える。そこで日本は前線に速い選手が多いので、そこで入れ替わりじゃないですけど、出てきたDFラインの背後をついていくことが大事かなと思います」
そういった想定の中で、今回の一戦で久保に求められる役割は「1、2本のパスでという展開」だという。
「相手が引いてきたら別ですけど、7-0で負けたあとなので引いてこないかなと思います。次は絶対勝たないと彼らのW杯は終わってしまう。最初の15分、20分は前から来ると思うので、そこで前線の選手が背後をついていくというのがこの試合のポイントになる。僕も自分が前に出ていくところと、ボールを奪ったら広いスペースが空いていると思うのでそこにパスを出していく、という2パターンを考えたいかなと思います」
ドイツ代表戦ではチームの戦術変更もあり45分の出場にとどまった久保。「本来の出し切れていないものがある」と初戦の反省を口にするとともに「次からは短い時間でも長い時間でも本来のプレーが出せるようにやっていきたい」とコスタリカ戦に向けて闘志を燃やした。