ウルグアイ紙『エル・オブセルバドール』は29日、ウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディン、FWルイス・スアレス、FWエディンソン・カバーニのコメントを紹介した。
29日、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022のグループH第2節・ポルトガル代表vsウルグアイ代表戦が行われ、ポルトガル代表がウルグアイ代表を2-0で下した。初戦の韓国代表戦をスコアレスドローで終えていたウルグアイ代表は、W杯でいまだ勝利なし。勝ち点1で最下位に沈んでいる。
『エル・オブセルバドール』は、ポルトガル代表戦後にゴディンやスアレスが、SNSでチームを鼓舞したり、サポーターの応援を促す投稿を行ったと報道。ゴディンは自身のTwitterで「(グループステージも)残り1試合となった。全員で共に働き、信じ、勇気を持つ時だ。ウルグアイ人の皆さんには、ぜひ、どこにいても、決勝トーナメント進出のためにチームを後押しして、大きなエネルギーを送ってほしい!!!!」と熱いメッセージを綴り、スアレスもTwitterに「どんな敗戦も痛いけど、W杯なら尚更だ。今こそ、言い訳を探すのではなく、チームとして団結する時。勝って決勝トーナメントに進出すること、それが僕たちの目標なんだ。僕たちを信じて、全てを捧げよう」と投稿している。
一方で、『エル・オブセルバドール』がひと際注目したのは、ゴディンやスアレスと共に長年ウルグアイ代表を支え続けてきたカバーニの言動だった。35歳になったベテランアタッカーは、ポルトガル代表戦後にインタビュアーから結果が伴わない原因について聞かれると「それは(ディエゴ・)アロンソに聞いてよ」とコメント。「彼なら、あなたとより戦術的な話ができるだろうから」と、チームの指揮官であるディエゴ・アロンソ監督に質問するようにと答え、自身の明確な回答を避けた。
同紙は、カバーニのコメントを「最も物議をかもした声明だった」と表現。ポルトガル代表戦後、カバーニがSNSで試合に関する投稿を行わなかったことも含め、前向きなメッセージを発信したゴディンやスアレスとの“温度差”があるという論調で伝えた。
ウルグアイ代表は12月3日、『アル・ジャヌーブ・スタジアム』でガーナ代表とグループステージ最終節を戦う。