FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022のE組は、2試合を終えて1勝1分のスペインが首位につけ、その背後に1勝を挙げた日本とコスタリカが3ポイントで並び、ここまで未勝利のドイツが1ポイントで最下位からの逆転突破を図る。
『Eurosport』イタリア版は、現地時間1日に行われるE組最終節のキックオフを前に、ヤコポ・エルバ記者、ピエトロ・ピザネスキ記者およびエンリコ・トゥルカート記者が試合の行方を予想。「E組では、まだすべてのチームにグループ突破の可能性がある」と指摘しつつ、全員が第3戦でのドイツおよびスペインの勝利を予測した。
ただ、現時点で最下位のドイツについては、「絶対にコスタリカに勝たなければならない。その上でスペイン対日本の結果次第だ」と指摘。「ドイツはスペインが負けないことを祈りつつ、コスタリカから可能な限り多くのゴールを挙げなければならない」と述べた。
一方、ドイツの対戦相手となるコスタリカについては、「初戦でスペインに7失点していることから、得失点差で優位に立つことは現実的ではない。日本が負けた場合、(ドイツに)勝つか引き分けていれば、ベスト16へと飛躍できるだろう」と綴った。
続いて日本については「コスタリカ戦でつまずいたことで、ベスト16への道を自ら複雑にしてしまった」と指摘。「日本はすでに今回のW杯において、強豪国を出し抜くことに成功しているとはいえ、スペイン戦は困難が予想されるだろう。もう一度奇跡を繰り返すのは難しい。スペインが勝利を収めて、首位通過する可能性が高い」と結論付けた。
最後に「あらゆる可能性の中で最も突拍子もない結果」として、「スペインとドイツの同時敗退」を挙げている。「それが実現する唯一の方法は、日本とコスタリカがそれぞれ試合で勝利を収めること」だと指摘。「すると、この2チームがベスト16へ駒を進めることになる。そうなれば最低でも、映画の題材にするのがふさわしいだろう」と綴り、まさかの強豪国2カ国の敗退の可能性に言及した。