クロアチア代表指揮官ズラトコ・ダリッチが、カタール・ワールドカップのラウンド16で戦う日本について語っている。クロアチアメディア『Slobodna Dalmacija』が報じた。
前大会優勝国のクロアチアは、グループFを2位で通過した。グループE1位通過を果たした日本と決勝トーナメント1回戦で戦うことになったが、日本のE組首位通過について「驚きはない」と述べている。
「日本があのグループで1位になったことは驚きではない。日本はその順位に相応の試合運びを見せていた」
「それに前大会ではラウンド16で、ベルギー相手に2-0で途中まで勝っていたことをよく覚えている。彼らは勝ち上がってもおかしくなかったからね」
なお、過去にワールドカップでクロアチアは1998年のフランス大会、2006年のドイツ大会において日本と戦っている。ダリッチ監督は「1998年当時、フランス大会は会場で観戦していたよ」と24年前のことを振り返った。
「日本代表選手はとてもハードワークを見せていたから、とても印象的だった。プレスが激しく、献身的な働きをしていたね。そして試合後にはファンたちがスタンドを清掃していたことにも驚いたよ」
「日本との戦いは簡単なものではないだろう。何しろ、日本には私が目指している規律がある」
記者から「今、代表にはドラジェン・ラディッチ(1998年大会の正GK)とスティペ・プレティコサ(2006年大会の正GK)がコーチとしています。彼らから実際に戦った日本の印象は聞いていますか?」と問われるとこう返答している。
「彼らがいることは、クロアチア代表にとって大きな助けになる。もちろん助言は受けているし、日本とどう戦うべきかのヒントになるよ」
日本vsクロアチアは日本時間5日24時キックオフとなる。クロアチアは日本をどう迎え撃つのか。ダリッチ監督は「日本には私が目指している規律がある」と述べたように、日本に対する慢心なしで試合へ臨むことになりそうだ。