元イングランド代表FWクリス・サットン氏が、イギリス『BBC』にてラウンド16の勝ち上がり予想を行っている。その中で、日本はクロアチアに勝って準々決勝へと進むだろうとの見解を示した。
サットン氏は日本vsクロアチアについて「延長戦2－1で日本が勝利」と述べている。
「日本がドイツを撃破するなんて、私以外誰も予想していなかった」
「サムライブルーはまだこのトーナメントで終わらないとは思う。ただ、日本vsクロアチアは90分の段階でドローとなり、延長戦を戦ったうえで日本が勝利するのではないかと見ている」
「クロアチアには確かに優れた司令塔がいるし、素晴らしいプレーヤーが多数いる。だが日本はみんなが思っているよりも優秀なチームであり、テクニカルな選手がそろっている。試合ごとに選手の入れ替わりが多い状況だが、力を示す組織力は十分だ」
なお、同氏はグループリーグ初戦のドイツvs日本について、事前に「多くの人はドイツとスペインが16強に勝ち上がると思っているだろうが、才能豊かなテクニカルプレーヤーを多く擁する日本を過小評価すべきではない」として、日本が2－1でドイツを下すと予測していた。「日本にはチャンスがあるはずだ」との言葉通り、日本は2－1でドイツから白星をマークしている。
その後、日本はコスタリカに2－0で勝利すると予測。だが結果は0－1で敗れた。続くスペイン戦は1－2で日本が敗れると予測したものの、日本が2－1逆転勝利を収めたことは周知のとおり。
ちなみにサットン氏は現役時代、ブラックバーンでプレミアリーグ得点王のタイトル（97－98シーズン）を手にしたことでも著名。2000年以降はセルティックでプレーしていたこともあり、05－06シーズンにはレッジーナから移籍してきたばかりの中村俊輔と僚友だった。中村のプレーを間近に見たサットン氏だからこそ、日本は強豪相手に何かをやってのけるポテンシャルがあると判断したのかもしれない。
果たして日本代表は前回大会準優勝国のクロアチア代表を下すことができるのか。サットン氏の見識が再び的中するのか要注目だ。