イギリスメディア『スカイスポーツ』は7日、イングランド代表MFデクラン・ライスがトレーニングを欠席したことを報じた。
5日に行われたFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022のラウンド16・イングランド代表vsセネガル代表戦で、イングランド代表はセネガル代表に3-0で勝利した。これにより、イングランド代表は11日に準々決勝でフランス代表と相対することが決定している。
ライスは、ここまでの4試合(グループステージ3試合+ラウンド16)全てに先発出場。途中交代したのはグループステージ最終節・ウェールズ代表戦のみと、チームに欠かせない存在として奮闘してきた。しかし、『スカイスポーツ』によると、ライスは体調を崩して7日のトレーニングを欠席。同メディアでチーフレポーターを務めるカヴェフ・ソルヘコル氏は「ライスがフランス戦で欠場となれば、(カルヴィン・)フィリップスがチャンスを手にするだろう」と予想する一方で、ライス欠場はチームにとって痛手となることを強調した。
「一つ言えることは、彼は病気でトレーニングを欠席しているということで、もしかしたらインフルエンザのようなものかもしれない。怪我ではなさそうで、もしインフルエンザのようなものなら、フランスとの試合までに回復する可能性もある」
「ガレス・サウスゲート監督にとって、ライスは重要な選手だ。チームは、ライスが務めるポジション(中盤)に強みがある。今大会ではライス、(ジュード・)ベリンガム、(ジョーダン・)ヘンダーソンがとても良いプレーをしているが、ライス欠場時の代役候補であるフィリップスはあまりプレーしていない」
なお、現在イングランド代表では、自宅が強盗被害に遭い一時帰国しているFWラヒーム・スターリングや、「個人的な理由」での離脱が発表されたDFベン・ホワイトなど複数の欠場者が出ている。スターリングには復帰の可能性が報じられているが、ホワイトは大会期間中にチームへと戻らないことが決定している。また、『スカイスポーツ』はFWカラム・ウィルソンが軽い疲労を覚え、トレーニングを行っていないことも併せて伝えている。
準々決勝・イングランド代表vsフランス代表戦は、11日の4:00にキックオフを迎える。