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FIFAワールドカップ 2022

”フラフラ・メッシ”の凄さを先制点の場面で解説、「オランダの強力な3バックが壊された」| FIFAワールドカップタイム

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”フラフラ・メッシ”の凄さを先制点の場面で解説、「オランダの強力な3バックが壊された」| FIFAワールドカップタイムDAZN
【カタールW杯2022 レビュー】『FIFAワールドカップタイム』の第18日が公開された。準々決勝のオランダvsアルゼンチンのターニングポイントを探る。
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強豪国同士の対戦となったオランダvsアルゼンチンの一戦は、アルゼンチンが35分にナウエル・モリーナのゴールで先制すると、73分にはPKをメッシが沈めて2点差に。しかしオランダが途中出場のボウト・ベグホルストが右サイドのクロスに合わせて1点を返すと、試合終了間際の90+11分、FKで相手の意表を突くトリックプレーから再びベグホルストが決め、土壇場で追いつく。延長戦でも決着つかず、PK戦までもつれた一戦は、アルゼンチンが守護神のエミリアーノ・マルティネスが2度セーブし、PK戦を制して準決勝へと駒を進めた。

この一戦のターニングポイントを「メッシやはりフラフラ」というポイントを挙げた解説の細江克弥氏がピックアップしたのはアルゼンチンの先制点。2トップの位置から右サイドに流れたメッシがドリブルで中央へ侵入すると、オランダは3バック左のアケが対応。しかしアケがポジションを外したことで生まれたスペースにモリーナが飛び込み、メッシからの絶妙なスルーパスを受けてアルゼンチンの先制点は生まれた。

細江氏は、「この試合でもフラフラしながら崩す起点となるポイントを作っていた」とメッシに対して言及し、試合途中にはオランダのナタン・アケがマンツーマン気味にマークを強めた対応に、「それ以上にメッシの感覚が素晴らしくてマークの受け渡しも曖昧になりそうな位置を探していた」とポジショニングを絶賛した。

その上で先制点の場面を「崩しとしてはオーソドックスなシーンですが、メッシの針の穴を通すパスがフラフラとした(ポジショニング)から始まった。すごく理想的な得点だった」と分析した。

一方でゲストの川崎フロンターレに所属する脇坂泰斗は、相手の股間を通したメッシのスルーパスを、「相手の股を通しているのでパスのコースのすべてが見えていたし、走っている選手の到達点に完璧に合わせたすべてが素晴らしかったと思う」とアシストを絶賛した。

一方で結果的にはスペースを開けてしまうことになったオランダ側の対応はどうだったのか。佐藤氏は、「アケが引っ張り出されてしまったことがすべて。もちろんアケは素晴らしいDFですが、この時だけは判断を誤ってしまった」と指摘した。

するとここで脇坂はオランダ側の視点に立って、「オランダとしてはメッシがボールを持った時に左サイドに追い込みたかったと思う」と推測。その意図に反して「メッシが右に流れながらも中にいったところが(オランダとしては)慌てたと思う」と語っている。

最後に細江氏は、「オランダは3枚(の最終ライン)が強力で持ってきたけど、これをメッシ一人のフラフラによって壊されてしまった」と改めてメッシの凄さを強調している。

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