クロアチア代表指揮官ズラトコ・ダリッチが、準決勝で戦うアルゼンチンのリオネルメッシに警戒感を示した。公式会見で語っている。
前大会準優勝国のクロアチアは、ラウンド16では日本、準々決勝ではブラジルと対戦し、ともに120分&PK戦の末に勝利を収めている。そしてセミファイナルでは、アルゼンチンと戦うことになった。
ダリッチ監督は「メッシはここ10年で最高の選手」と発言。アルゼンチンの象徴であるメッシへのリスペクトを口にしている。
「我々の選手たちはやはり疲労が溜まっている。アルゼンチンとの一戦に向けてしっかり休ませ、選手たちには状態を回復してもらいたい」
そしてダリッチ監督はやはりメッシが要警戒だと口にした。
「彼がどういうプレーヤーなのか、足元にボールを置いてどのようなタッチを見せるのか、我々はそれをよく知っている。我々にとってキーポイントになるのは規律だ。守備面ではやはり規律が重要になってくる。ブラジル戦と同じようにしっかり挑めば、恐れるものはなにもないはずだ」
「それでもメッシはここ10年で最高の選手だからね。彼はとてつもないクオリティを持っているし、メッシと戦うためには十分な準備が必用となる。それに、彼にとっては最後のワールドカップというつもりで挑んできているだろう。前回ロシアでの結果に満足していないだろうし、モチベーションも高いはず。アルゼンチンといい試合ができればいいね」
なお、前回のロシア・ワールドカップにおいて、クロアチアはグループDでアルゼンチンと同居。第2節では3-0でクロアチアがアルゼンチン相手に完勝を収めている。
今大会は準決勝で激突することになったクロアチアとアルゼンチン。果たして、クロアチアは2大会連続でファイナルまで勝ち進めることができるのだろうか。2018年にメッシを封じたように、ダリッチ監督がどのような采配を見せるのか注目だ。