スペイン紙『マルカ』は14日、PSGに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの来シーズンの去就に関する、元同国代表FWセルヒオ・アグエロ氏や同FWエルナン・クレスポ氏らのコメントを紹介した。
メッシは現在、アルゼンチン代表の絶対的エースとしてFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022で活躍を続けており、アルゼンチン代表はすでに19日に行われる決勝への切符を手にしている。決勝では、史上3カ国目の大会連覇へ向けて邁進するフランス代表との対戦を控えており、メッシは自身初となるW杯制覇を射程圏内に収めている。
『マルカ』は、アメリカメディア『ESPN』の番組に出演したアグエロ氏、クレスポ氏、ジャーナリストのセバスチャン・ヴィニョーロ氏のやりとりを紹介。番組内では、来シーズンのメッシの去就について注目の発言があった模様だ。
メッシと何度も対談しているヴィニョーロ氏は、35歳FWの将来について「W杯直後に実現する可能性はまだ低いが……」と前置きしたうえで、今シーズン終了後に何かしらの動きがある可能性を匂わせた。
「メッシは、自分自身に対する“ご褒美”のようなものを望んでいる。もし、(移籍が)実現するとすれば、欧州のシーズンが終了した後だろう。メッシは、PSGでチャンピオンズリーグを制覇することを望んでいるからね」
「はっきり言って、メッシがバルセロナに戻ることはないだろう。6カ月か4カ月か、はたまた2カ月なのかは分からないが、彼は少しだけ“ご褒美”が欲しいと思っているだろう。でも、これ以上のことは私から言えない」
すると、ヴィニョーロ氏の発言を聞いていたアグエロ氏は「そのこともすでに知っているよ」とコメント。メッシの去就に関する情報を持っていることを示唆した。
さらに、多くのファンを刺激する発言をしたのは、アグエロ氏と同様、現役時代にメッシとアルゼンチン代表で共にプレーしたクレスポ氏だった。同氏は「何のことか分からないが、推測はできるよ。メッシは、アルゼンチン国内のいくつかのスタジアムを改修するために、アルゼンチンサッカー連盟(AFA)のチキ・タピア会長と話をしなければならないだろう」とコメント。これにより、SNSを中心に「来シーズン、メッシが母国のニューウェルズ・オールドボーイズに移籍するのでは?」という予測が流れ、インターネットが一時炎上した。
メッシは以前から「いつかプレーするのが夢」と、ニューウェルズ・オールドボーイズに対する気持ちを明らかにしてきた。同クラブのユースに所属していたメッシは、2001年にバルセロナと正式契約。そこから、現在に至るまでのサクセスストーリーが始まっている。また、ニューウェルズ・オールドボーイズには、メッシのみならずアルゼンチン国民の崇拝の念を集め続けるディエゴ・マラドーナ氏も在籍。マラドーナ氏が逝去した後に行われた2020年11月29日のラ・リーガ第11節・オサスナ戦に臨んだメッシは、バルセロナのユニフォームの下にマラドーナ氏のニューウェルズ・オールドボーイズ加入シーズンモデルのユニフォームを着用していた。そして、オサスナ戦でゴールを決めたメッシは、ニューウェルズ・オールドボーイズのユニフォームを披露。マラドーナ氏とクラブに対する愛情を示していた。
長年バルセロナに在籍し、2021年からはPSGでプレーしているメッシだが、過去に何度か報じられてきた母国の古巣でのプレーを決断するのだろうか。メッシとPSGの現行契約は2023年6月30日までで、1年間のオプションが付帯している。
関連記事
● リオネル・メッシの躍動にアルゼンチン代表指揮官「歴史上最高の選手」 | カタールW杯2022
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。