19日、レアル・マドリードに所属するFWカリム・ベンゼマが自身のTwitterを更新。フランス代表を引退する意向を示した。
現在35歳のベンゼマは、リヨンのユース出身。2005年1月にトップチームデビューを果たすと、2006-2007シーズンにはチームの主力となり、リーグ7連覇を達成したリヨンのエースに成長した。この頃からフランス代表に招集されるようになり、以降は代表チームの顔として活躍を続けていくことになる。
代表活動に大きな転機が訪れたのは、2015年のこと。性行為を映した映像を利用した、フランス代表の同僚MFマテュー・ヴァルブエナの恐喝に関与したとして、ベンゼマはフランス警察当局に逮捕され、フランスサッカー連盟(FFF)から無期限の代表活動停止処分が科された。その後、FFFが追放処分を解除したことで、ベンゼマは2021年5月にEURO 2020を戦うフランス代表に選出され、5年半ぶりに代表復帰を果たした。
2022年には、2021-2022シーズンの最優秀選手に贈られる『バロンドール』を受賞。ベンゼマは、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022での活躍が期待されていた。しかし、大会開幕直前のトレーニングで左太ももの大腿直筋を損傷するアクシデントが発生。無念のW杯欠場となり、最終的に準優勝したチームを外から応援する形となった。
19日に誕生日を迎えたベンゼマは、Twitterに次のようなメッセージを綴っている。
「努力と失敗を重ね、今の僕がある。僕は自分の物語を書き終え、僕たちの物語は終わりを迎える」
ベンゼマは、フランス代表で国際Aマッチに通算97試合に出場し、37ゴールを挙げている。
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