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FIFAワールドカップ 2022

FIFA、決勝後にピッチ乱入の“塩振りおじさん”を調査か…権限なく優勝トロフィーにキスするなどの問題行為 | カタールW杯2022

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FIFA、決勝後にピッチ乱入の“塩振りおじさん”を調査か…権限なく優勝トロフィーにキスするなどの問題行為 | カタールW杯2022DAZN
【カタールW杯2022・ニュース】19日に行われたFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022の決勝・アルゼンチン代表vsフランス代表戦後、ピッチに不正なアクセスをして問題行動を起こしたトルコ人シェフのヌスレット・ギョクチェ氏について、国際サッカー連盟(FIFA)が調査を行っている。

19日に行われたFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022の決勝・アルゼンチン代表vsフランス代表戦後、ピッチに降りたトルコ人シェフのヌスレット・ギョクチェ氏について、国際サッカー連盟(FIFA)が調査を行っている模様だ。イギリスメディア『BBC』が22日付けで報じている。

“塩振りおじさん”の愛称で知られるギョクチェ氏は、トルコのステーキハウスチェーン『Nusr-Et』 のオーナーシェフ。肉を料理する際に行う独特のパフォーマンスがSNSを中心に流行し、一躍有名になった人物だ。

決勝では、アルゼンチン代表がフランス代表をPK戦(4-2)の末に下し、36年ぶり3度目となるW杯優勝を達成した。アルゼンチン代表の選手たちが歓喜を爆発させるなか、スタジアムを訪れていたギョクチェ氏はピッチに降り、選手たちと記念撮影に興じた。同氏は、FWリオネル・メッシの肩を背後から複数回叩き、写真撮影を要求。メッシは戸惑いと不満の表情を見せたものの、最終的に撮影に応じている。あまりの傍若無人ぶりに、同氏のSNSは炎上状態に。Instagramに掲載したメッシとの2ショットには「(Instagramに)バッドボタンがほしい」「メッシはお前との写真なんか撮りたくなかったんだ!」などと、怒りの声が寄せられた。

さらに『BBC』によると、現在FIFAはギョクチェ氏の行動を調査しているという。FIFAは、同氏がピッチに降りたことに加え、優勝トロフィーにキスをしたことを問題視。同メディアは「FIFAの規則では、トロフィーは大会優勝者、FIFAの役員、国家元首など『特に選ばれた』存在のみ触れることができると定められている」と説明し、次のようにFIFA広報担当者のコメントを伝えた。

「W杯閉会式の後、ピッチに不正なアクセスをした人物を調査している。適切な内部措置が取られることだろう」

『BBC』は「メッシや、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、元イングランド代表MFデビッド・ベッカム氏など、多くの現役・元サッカー選手がギョクチェ氏のレストランで食事をしたことがある」と、同氏のサッカー界における交友関係の広さを紹介。同氏は今大会中、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長とハグをする動画を投稿したり、元ブラジル代表DFロベルト・カルロス氏や同DFカフー氏らとVIP席で試合を観戦する様子を写真撮影するなど、すでに目立つ行動を取っていた。また、同メディアは「優勝後の慌ただしさのなか、メッシはギョクチェ氏が注意を引こうとするのを無視しているように見えた」と、大エースが“塩振りおじさん”の密着マークを外そうと試みていたことも伝えている。

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