モンツァは22日、同クラブに所属するスペイン人DFパブロ・マリが、10月27日にミラノ郊外で起きた無差別刺傷事件に巻き込まれてから約2カ月ぶりに実戦復帰を果たしたことをクラブ公式サイトで報告した。
現在29歳のマリは、マジョルカの下部組織出身。2011年12月に同クラブでトップチーム初出場を記録するも、以降は数多くのクラブを渡り歩く生活が続いた。2022年8月には、所属元のアーセナルからモンツァへと1シーズンの期限付き移籍。背番号「3」を託され、守備陣のリーダーとしてセリエAで8試合に出場し、1ゴールを挙げていた。
しかし、マリは10月27日にミラノ郊外のスーパーマーケットで起きた無差別刺傷事件に巻き込まれ、犯人の男に背中を刺された。病院へ緊急搬送され、負傷した筋肉の再建手術を受けた同選手は、戦線離脱を余儀なくされることとなった。
モンツァのクラブ公式サイトによると、マリは22日に行われたリヨンとの親善試合に79分から出場。すでに14日にはチームの全体練習に合流していたが、晴れて約2カ月ぶりに実戦の舞台に帰ってきた。同サイトには「モンツァはリヨンとの親善試合を2-1で制し、アッサーゴ(無差別刺傷事件が起きたイタリア北部ロンバルディア州ミラノ県の町)の悲劇から56日後にパブロ・マリの復帰を祝うことができた」という文が掲載され、「79分、(ラッファエレ・)パッラディーノ監督はピッチにパブロ・マリを送り込み、素晴らしい夜を締めくくった」と伝えている。
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