王者ミランは、来月4日のセリエA再開へ向けてピッチでトレーニングに取り組む一方、ディレクター陣は、今冬の移籍市場の解禁に備え、補強&放出の両面において準備を進めている。
そんな中、ミラネッロにおける今冬の最優先事項は、ステファノ・ピオリのチームの至宝であるラファエウ・レオンの契約延長だ。FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022においても、ポルトガル代表の一員として2ゴールを挙げ、メルカートで注目を浴びる23歳FW。ミランとの契約期限の2024年6月まであと1年半となっており、流出防止のためには、新契約の締結が必須となる。
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逸材レオンの慰留へミランの今後の動きは?
イタリア紙『Corriere della Sera』の報道によれば、パオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)およびフレデリック・マッサーラSD(スポーツディレクター)は、チーム内で最高給となる年俸700万ユーロ(約10億円)の新契約の提示を検討。すでに選手の代理人と面会の約束を取り付けたとみられる。
さらにミラン側は、ミラノにおいてクラブの構想の中心がレオンであることが約束されている一方、より破格の条件を提示する他クラブにおいて、その座は保証されていないことを選手側に説明したい考えだ。ポルトガル人ウィンガーは、ミランの中心選手としてチームに残留することで、キャリアにおいて重要な1ページを刻むことができることになる。
今シーズン、ピオリのチームがUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)においてベスト16に進出できたことも、ミランにとって後押しとなる。クラブは臨時収入を手にすると同時に、W杯でも素晴らしい活躍を見せたレオンがその実力を披露するにふさわしい舞台を確保していることを意味するからだ。
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