10日、各地でJ1、J2、J3の試合が行われた。
7試合が開催されたJ1で大きな注目を集めたのが首位の横浜F・マリノスとセレッソ大阪の上位対決だ。序盤から拮抗した展開で推移した中、先に試合を動かしたのはホームのC大阪。31分、高い位置で相手のボールを奪取すると、そこからショートカウンター。最後はFW加藤陸次樹が豪快なミドルシュートを突き刺し、C大阪が先手を奪った。
リードを奪ったC大阪は、その後も相手の攻撃を抑えつつ、チャンスと見るや積極的に敵陣に迫っていく。後半に入り、63分には見事な連携からFWアダム・タガートが追加点を奪い、横浜FMを突き放した。
このまま試合はC大阪のペースで進んでいくのかと思われた79分、DF山中亮輔がゴール前でFW仲川輝人を後方から倒してPKを献上。さらにVARの結果、退場処分を受けてしまう。これで数的優位となった横浜FMは、このPKをFWレオ・セアラが冷静に沈めて1点差となると、後半アディショナルタイムには再びレオ・セアラがヘディングでゴールを奪い、土壇場で試合を振り出しに戻すことに成功した。
最後は互いに追加点を奪えず試合は終了。上位対決は勝点1を分け合う結果となった。
そのほか、今週末は上位陣が軒並み勝点3を奪えず。鹿島アントラーズは敵地で北海道コンサドーレ札幌を相手にスコアレスドロー。4位のサンフレッチェ広島も湘南ベルマーレと1-1のドローに終わり、勝点1の上積みとなっている。一方、柏レイソルがアウェイでサガン鳥栖を破り連敗をストップ。順位を5位に上げている。
J2は11試合が開催。敵地で横浜FCが引き分けに終わった中、首位に躍り出たのはアルビレックス新潟だ。アウェイでレノファ山口FC戦を迎えた新潟は、FW鈴木孝司の2得点などで3点のリードを奪うと、ゲーム終盤に1点を返されるが、最後までリードを守り切り勝利。前節の敗戦のショックを払拭する勝利で横浜FCを得失点差で抜き、首位となった。
プレーオフ圏内争いではジェフユナイテッド千葉、大分トリニータが勝利を取り逃した中で、FC町田ゼルビアが敵地でザスパクサツ群馬を破り連敗をストップして6位に浮上。モンテディオ山形を破ったロアッソ熊本が7位と続いている。
3試合が開催されたJ3では、いわきFCが難敵のFC岐阜に勝利して鹿児島ユナイテッドを追走。FC今治はAC長野パルセイロと引き分けて6位に浮上した。
■ 7月10日開催 結果
・J1第21節
札幌 0-0 鹿島
名古屋 0-2 清水
広島 1-1 湘南
浦和 3-0 FC東京
C大阪 2-2 横浜FM
福岡 1-0 京都
鳥栖 0-1 柏
・J2第26節
水戸 1-1 金沢
千葉 0-1 栃木
甲府 3-1 秋田
徳島 1-1 横浜FC
長崎 2-2 岩手
山形 0-1 熊本
群馬 0-2 町田
大宮 2-2 東京V
山口 1-3 新潟
大分 2-2 岡山
琉球 1-1 仙台
・J3第16節
長野 1-1 今治
岐阜 1-2 いわき
愛媛 2-0 宮崎
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