2020年に10年ぶりの横浜FM復帰を果たして以降、チームの中心の一人としてコンスタントに出場機会を得ながら結果を残してきた水沼。前節のサガン鳥栖戦では途中出場ながらゲーム終盤に勝点1をもたらす重要な同点弾を決めるなど、今季もここまで19試合5得点と素晴らしい成績を収めている。
今回のE-1選手権でA代表は初選出となる。水沼は「サッカー選手である以上目指してきた場所なので、初めて入ったことに関してはすごく嬉しく思っています」と語りつつ、自身の思いを明かした。
「自分が目指してきたところはこれで終わりでない。これがスタートラインだと思って僕はやっていきたいので、ここに来たからどうとかではなく、とにかく上を目指して、高みを目指して常にやっていることは僕自身変えずに、年長者らしく、自分らしく、元気にひたむきに、いつも通りサッカーをプレーしていきたいと思っています」
招集された26人の中では最年長となるが、「僕も初めてこのチームに入ったので、自分がまとめるといったそういう立場ではないかもしれない」と話した上で、「年長者らしくいっぱいコミュニケーションとって。自分らしく元気にひたむきに。チームとして一体感持って戦えるような集団の一員になれればと思う」と盛り立て役を担おうとする思いも持っている。
父である元日本代表MF水沼貴史氏には代表メンバーに選出された際、すぐに電話で報告。「すごく喜んでくれて、『今までがんばってきてよかったね』と言ってもらった。同時に『これからが大事だよ』とも言われた。それは自分の考えと同じだなと思った」と親子でのやり取りを明かしている。
Ｗ杯まで4か月。「チームのために戦うことが大好きだし、それが自分らしく戦えるところ。どんなチーム状況であれ、初めての人が多い場所であれ、チームを助けるプレーをすることは、自分を助けてもらうことにもつながる。短い期間だけど、チームとして先につながる期間にしないといけない。それぞれアピールの場でもあるけど、チームとして結果を残さないと先はない」と意気込んだ水沼。初の代表でどんなプレーを見せるか注目だ。
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