週末、最も注目されたゲームは、勝点差5で迎えた横浜FMと鹿島の首位攻防戦だ。
今後の優勝争いを占う大一番とあって互いに気持ちの入ったスタートを見せる中、序盤に攻勢をかけたのは首位の横浜FM。14分にFW西村拓真がミドルシュートを放つなど、どんどんゴールに迫っていく。
試合が動いたのは37分だ。ゴールキックをカットしたところから素早い攻撃を見せる横浜FMは、FWアンデルソン・ロペスのクロスにFWエウベルが合わせて先制点を奪取する。これで勢いに乗った首位チームは、後半に入り51分にMF岩田智輝がゴールを沈めて追加点。リードを2点に広げた。
その後も主導権を握り続け、鹿島の反撃をゼロに抑えた横浜FMが天王山で快勝。鹿島との勝点差を8とした。
横浜FM、鹿島を追う川崎フロンターレは、敵地で浦和レッズと対戦。新型コロナウイルスの陽性判定者が相次ぎ、ベンチ入りメンバー5人、そのうちGKが3人という厳しい状況で試合に挑むことになった川崎Fは、序盤から劣勢を強いられる。前半4分にMF伊藤敦樹、前半17分にFW松尾佑介に決められてビハインドを強いられると、後半に1点を返したが、終盤に突き放されて敗戦。順位を5位に落とした。一方、浦和はこの勝利で8戦負けなしに。一時は下位に低迷していた時期もあったが、3連勝で調子が上向いている。
そのほか、日本代表帰りのFW細谷真大が決勝点をあげた柏は神戸を下して3連勝で3位に浮上。相手の隙を見逃さずに2得点奪って勝利したC大阪は、7月負けなしで4位に順位を上げた。また、下位争いではジュビロ磐田が湘南ベルマーレをウノゼロで破り、最下位を脱出している。
■J1リーグ第23節結果
札幌 2-2 名古屋
磐田 1-0 湘南
浦和 3-1 川崎F
横浜FM 2-0 鹿島
G大阪 1-1 京都
C大阪 2-0 福岡
神戸 0-1 柏
広島 1-2 FC東京
清水 3-3 鳥栖
J1 順位表
※第23節終了時点
| 順位 | 点 | 勝 | 分 | 敗 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 横浜F・マリノス | 48 | 14 | 6 | 3 | 25 |
| 2 鹿島アントラーズ | 40 | 11 | 7 | 5 | 6 |
| 3 柏レイソル | 39 | 12 | 3 | 8 | 7 |
| 4 セレッソ大阪 | 38 | 10 | 8 | 5 | 10 |
| 5 川崎フロンターレ | 37 | 11 | 4 | 6 | 7 |
| 6 サンフレッチェ広島 | 35 | 9 | 8 | 6 | 6 |
| 7 FC東京 | 35 | 10 | 5 | 8 | 0 |
| 8 浦和レッズ | 32 | 7 | 11 | 5 | 9 |
| 9 サガン鳥栖 | 29 | 6 | 11 | 5 | 5 |
| 10 アビスパ福岡 | 27 | 6 | 9 | 8 | －3 |
| 11 京都サンガF.C. | 26 | 6 | 8 | 9 | －4 |
| 12 名古屋グランパス | 26 | 6 | 8 | 8 | －6 |
| 13 湘南ベルマーレ | 25 | 6 | 7 | 10 | －7 |
| 14 北海道コンサドーレ札幌 | 25 | 5 | 10 | 8 | －18 |
| 15 ガンバ大阪 | 22 | 5 | 7 | 11 | －9 |
| 16 ジュビロ磐田 | 22 | 5 | 7 | 11 | －11 |
| 17 ヴィッセル神戸 | 21 | 5 | 6 | 12 | －8 |
| 18 清水エスパルス | 21 | 4 | 9 | 10 | －9 |
関連記事
● 【ミニコラム】岩尾と伊藤、酒井とモーベルグの関係性に垣間見た浦和が好調な理由 ｜ 浦和レッズ ｜ Jリーグ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは？
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは？