多くの白熱した試合が開催された週末。その中でも大きな注目を集めたのは、川崎フロンターレと横浜F・マリノスの神奈川ダービーだ。
互いの勝点差を考えると、負けられなかったのは川崎Fの方だ。川崎Fは序盤から気持ちのこもったプレッシングや球際の攻防を披露。主導権を握りながら先手を奪ったのは25分。DF谷口彰悟のサイドチェンジのフィードをDF山根視来がワンタッチで中央へ。このスーパーな折り返しをFWレアンドロ・ダミアンがGKよりも前に触ってゴールイン。川崎Fが先手を奪った。
ただ、首位の横浜FMも黙っていない。前半終了間際、FWエウベルのスルーパスに抜け出したFW仲川輝人が浮き球で冷静に流し込み同点に。横浜FMが鮮やかなカウンターでゲームを振り出しに戻した。
後半は互いになかなか決定機を作れない中、勝敗が決着したのは後半アディショナルタイムだった。右サイドのスペースでボールを受けたMF家長昭博がクロスを送ると、前線に残っていたDFジェジエウがへティングシュート。これがポストをかすめながらゴールに吸い込まれ、最後の最後に勝ち越した川崎Fがホームで執念の勝点3を獲得。順位を4位に上げ、首位との差を縮めることに成功した。
もう一つの注目マッチとなったのは、鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島の上位対決だ。試合は拮抗した展開で推移。なかなかどちらもゴールネットを揺らせない時間が続いたが、ついに動いたのは84分、広島がMFエゼキエウの持ち出しからチャンスを作ると、DF野上結貴のクロスに最後はMF川村拓夢が合わせて先制ゴールを奪取した。これで優勢に立った広島は、ゲーム終盤にもエゼキエウが素晴らしいドリブルからシュートを沈めて勝負あり。2-0で上位対決を制した。
一方、敗れた鹿島は5位に転落。成績が安定しなかったことでレネ・ヴァイラー監督の解任も決まり、次なる戦いが注目される。
また、鹿島の敗戦により順位を上げたのは柏レイソルとセレッソ大阪。前者は京都サンガF.C.に劇的な勝利を飾って4連勝で2位に浮上すれば、後者はヴィッセル神戸との阪神ダービーに快勝して3位に順位を上げている。
混戦となっている残留争いでは清水エスパルスがFC東京を破って降格圏を脱出している。
■J1リーグ第24節結果
鹿島 0-2 広島
京都 1-2 柏
名古屋 3-0 浦和
C大阪 3-0 神戸
福岡 中止 G大阪
FC東京 0-2 清水
川崎F 2-1 横浜FM
湘南 1-5 札幌
鳥栖 0-2 磐田
J1 順位表
※第24節終了時点
順位 | 点 | 勝 | 分 | 敗 | 差 |
---|---|---|---|---|---|
1 横浜F・マリノス | 48 | 14 | 6 | 4 | 24 |
2 柏レイソル | 42 | 13 | 3 | 8 | 8 |
3 セレッソ大阪 | 41 | 11 | 8 | 5 | 13 |
4 川崎フロンターレ | 40 | 12 | 4 | 6 | 8 |
5 鹿島アントラーズ | 40 | 11 | 7 | 6 | 4 |
6 サンフレッチェ広島 | 38 | 10 | 8 | 6 | 8 |
7 FC東京 | 35 | 10 | 5 | 9 | -2 |
8 サガン鳥栖 | 32 | 7 | 11 | 5 | 7 |
9 浦和レッズ | 32 | 7 | 11 | 6 | 6 |
10 名古屋グランパス | 29 | 7 | 8 | 8 | -3 |
11 北海道コンサドーレ札幌 | 28 | 6 | 10 | 8 | -14 |
12 アビスパ福岡 | 27 | 6 | 9 | 8 | -3 |
13 京都サンガF.C. | 26 | 6 | 8 | 10 | -5 |
14 湘南ベルマーレ | 25 | 6 | 7 | 11 | -11 |
15 清水エスパルス | 24 | 5 | 9 | 10 | -7 |
16 ガンバ大阪 | 22 | 5 | 7 | 11 | -9 |
17 ジュビロ磐田 | 22 | 5 | 7 | 12 | -13 |
18 ヴィッセル神戸 | 21 | 5 | 6 | 13 | -11 |
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