11日、J1とJ3が各地で開催された。
J1で日曜日唯一のカードとなった北海道コンサドーレ札幌対ジュビロ磐田の一戦は、残留争いの明暗がくっきりと分かれる結果となった。
前半から札幌が攻守で圧倒する。10分、DF福森 晃斗が「蹴るポイント、スピード、落ちるポイント全てが完璧だった」とフラッシュインビューで振り返った芸術的なFKで幸先良いスタートを切ると、その勢いは守備の方にも派生し、1トップ、2シャドーが磐田の3バックに果敢にプレッシャーを仕掛け、磐田のボール回しを完全に遮断。札幌が完全にゲームを支配した。
そして21分には、大きな2点目が生まれる。21分、DF田中 駿汰の縦パスを受けたFW興梠 慎三が3人目の動きで背後を狙ったMF金子 拓郎へと繋いでペナルティエリアに侵入。そこからグラウンダーのクロスをMFガブリエル・シャビエルが沈め、完璧な崩しからリードを広げる。
後半に入っても磐田はペースを引き戻せない。それでも61分、ファビアン・ゴンザレスが入ると、少し勢いが生まれ始めるが、その4分後には、後半から入ったリカルド・グラッサが一発退場。磐田はさらに苦しい状況に追い込まれる。
数的不利となった磐田に反撃のエネルギーは残されておらず、反対に試合終盤には、90分に高嶺 朋樹、90+6分に途中出場の小柏剛のゴールで札幌がさらに突き放してタイムアップ。
残り6試合のタイミングでようやく今季初の連勝を手にした札幌は、勝ち点「34」に伸ばして11位に浮上し、残留争いから一歩抜け出している。一方の渋谷洋樹新体制での初白星を逃した磐田は、最下位から抜け出せず、復調の兆しが一向に見えてこない。
3試合が行われたJ3では、優勝争いしている2チームが接戦を制している。試合終盤の土壇場で獲得したPKを成功させた首位のいわきFCが、ギラヴァンツ北九州を1-0で下し、リーグ5連勝を達成。鹿児島ユナイテッドFCは、FW有田光希がハットトリックの活躍で、カマタマーレ讃岐に3−2で逆転勝利を飾っている。
■9月11日開催 結果
・J1第29節:
札幌 4-0 磐田
・J3第24節:
YS横浜 0-4 相模原
北九州 0-1 いわき
鹿児島 3-2 讃岐
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