18日、各地でJ1、J2、J3の試合が行われた。
3試合が開催されたJ1。14時キックオフの横浜F・マリノスと北海道コンサドーレ札幌の一戦は、前半から両者の攻撃的なスタイルがぶつかり合う。札幌が左WBにルーカス・フェルナンデス、右WBに金子拓郎と利き足とは逆のサイドに配置したサイドを起点に、横浜FMもFWアンデルソン・ロペスのポストプレーから左のFWエウベルと右のFW水沼宏太といった両翼からゴールに迫っていく。
それでも横浜FMのGK高丘陽平、札幌のGK菅野孝憲と両者の守護神がきっちりと要所を抑えてスコアレスで迎えた後半。56分にはセットプレーの流れからアンデルソン・ロペスがネットを揺らすが、直前に横浜FMのファウルがあったとしてVARによってゴールは取り消し。その後は両チーム共に交代カードを切りながら活性化を試みるが、攻撃のテンポは上がらずにスコアレスドローで決着し、勝ち点1を分け合っている。
ナイトゲームの2試合は、残留争いの行方が大きく動く結末となった。
ヴィッセル神戸とガンバ大阪の残留争い直接対決は、前半から素早い切り替えをベースに強度で勝っていた神戸だったが、ゴール前で体を投げ出すG大阪の硬い守備を崩せない。その中で先制したのはG大阪。55分に、タイミングDFラインの裏をとったDF黒川 圭介のグラウンダークロスをFWレアンドロ・ペレイラが押し込んで待望のリードを奪った。
だが、神戸のエースがこの危機を救った。後半頭からピッチに入ったFW大迫勇也が、83分に武藤嘉紀が獲得したPKを沈めると、90+3分には、武藤のパスをボックス内でコントロールしたところから右足一閃。劇的な形で逆転に成功した神戸が勝ち点3を獲得し、一気に13位まで浮上。一方の敗れたG大阪が自動降格圏の17位に後退している。
また国立競技場で開催されたFC東京と京都サンガF.C.の一戦は、FC東京がMFレアンドロとFWアダイウトンのゴールで2-0で勝利。神戸の結果を受けて京都がプレーオフ圏の16位に沈んでいる。
9試合が開催されたJ2は、自動昇格圏のアルビレックス新潟と横浜FCが3ポイントを獲得し、昇格に大きく前進。プレーオフ争いは、ベガルタ仙台と大分トリニータが勝ち点1に止まった一方で、逆転を目指すモンテディオ山形がジェフユナイテッド千葉との同勝ち点対決を制し、昇格圏まで2ポイント差に。残留争いは、降格圏に沈むFC琉球が敗れた一方で、大宮アルディージャとザスパクサツ群馬が大きな3ポイントを手にしている。
全4試合が1点差で勝敗が決したJ3は、上位勢の明暗が分かれた。昇格争いを繰り広げている松本山雅FCと藤枝MYFCが3ポイントを積み上げた一方で、首位を走るいわきFCが敵地で今治FCに11試合ぶりの黒星。2位・松本との差が1ポイントとなっている。なお、テゲバジャーロ宮崎と愛媛FCの一戦は、台風の影響で中止となっている。
■9月18日開催 結果
・J1第30節:
横浜FM 0-0 札幌
FC東京 2-0 京都
神戸 2-1 G大阪
・J2第37節:
仙台 1-1 徳島
秋田 0-1 群馬
山形 2-0 千葉
町田 2-2 東京V
横浜FC 1-0 甲府
新潟 2-0 水戸
金沢 3-3 大分
琉球 0-1 山口
大宮 3-1 栃木
・J3第25節:
松本 2-1 鳥取
藤枝 1-0 相模原
宮崎 中止 愛媛
今治 1-0 いわき
長野 0-1 福島
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