確かな変化を新天地で見せている。
今夏、久保はレアル・マドリードからレアル・ソシエダへと完全移籍を果たした。近年、クラブでも代表でもなかなか思うような結果を出せていなかった中での移籍。新たな場でどれだけの力を発揮できるかは大きな注目を浴びていた。
果たして、レアル・ソシエダでは水を得た魚のように素晴らしいパフォーマンスを続ける久保の姿があった。ここまでリーグ戦とUEFAヨーロッパリーグ合わせて8試合に出場。1ゴール、2アシストという数字だけに限らず、多くのチャンスに絡むなど、チームの勝利に大きく貢献している。
これには久保も「コンディションはいいと思いますし、結果も出ている。特に立ち上がりについては言うことないんじゃないかと思う」と主張。その上で、「僕の良さが発揮されているというか、チームのみんなに助けてもらって、チームのみんなに僕の特徴を出させてもらってるという感じだと思います」と語り、短い期間でチームに順応している手応えを口にした。
ここ最近あまりなかったクラブで充実した日々を過ごす中での代表招集。これまでとは異なった自信や心持ちで臨める今遠征に対する想いは強い。だからこそ、しっかりとしたテーマを持って今回の2試合に臨もうとしている。
「練習期間も少し長いですし、今回は移動がない分、1日、2日長く取れる。その中でチームとして具体的にどう戦っていくかは、ふんわりとしたものではなくて、もっと具体的な、これこれというキーポイントを見つけていくのが大事だと思います。それを1戦目の前までにある程度1～2個の共通認識を作れると思うので、そこを作っていくのがまず目先の目標として大事なのかなと思います」
W杯まで残された時間は決して多くない。「W杯が近づいてきたなというのをミーティングで感じられている。より現実味が増してきた感じがする」と語った久保。23日のアメリカ戦ではどういったタイミングでの出場になるかわからないが、確かな自信を胸に自身のプレーを表現する。
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