【動画】【週末J1まとめ】上位勢が軒並み勝点を落とす中、広島だけが勝利して暫定首位に浮上。残留争い直接対決は京都が勝利 ｜ Jリーグ

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上位6チームのうち、5チームが勝利を手にすることができない週末となった。

首位に立っていた川崎Fが敵地で湘南ベルマーレに逆転負け、2位の横浜FMが敵地でFC東京に2点差を追い付かれてドローという結果に終わった中、暫定ながら首位に立ったのは広島だ。

ホームで清水エスパルスと対戦した広島は、立ち上がりから清水にボールを握られる展開となる。それでもピンチは守備陣が集中したディフェンスを披露。65分にはMF塩谷司が一発退場となり10人で戦うことを強いられたが、苦しい中でも再三、GK大迫敬介が好セーブを見せることで無失点の時間を伸ばしていった。

試合が動いたのは83分だった。左サイドのMF柏好文がボールを受け、ドリブルで時間を作ってラストパスを送ると、最後は途中出場のMF川村拓夢がうまく左足で流し込みゴールを奪取。待望の先制点を奪った。1人少ない広島は、さらに後半アディショナルタイムに川村が超ロングシュートを沈めて勝負あり。数的不利の中、川村の2得点で勝利した広島は、5連勝で首位に浮上した。

一方、4位の鹿島アントラーズと5位の柏レイソルはともに2点のリードを追いつかれてドロー、6位のセレッソ大阪は後半アディショナルタイムの被弾で逆転負けを喫し、広島以外、上位チームが勝点3を手にすることができなかった。

残留争いで注目の一戦となったのは、京都サンガF.C.とヴィッセル神戸の直接対決だ。試合の主導権を握ったのはホームの京都。開始早々、MF武富孝介が右サイドの深くまで持ち込み中央へ折り返すと、ゴール前で受けたMF松田天馬が反転しながらシュート。これがネットを揺らし、開始38秒で京都が先制点を挙げた。

リードを奪った京都の攻撃はこれで終わらない。9分には中盤でボールを奪ったところから短いパスワークで神戸を翻弄すると、最後は武富のパスに反応したFW豊川雄太が右足で追加点を決めて2点差とした。その後、神戸は反撃に出るも、後半途中にはDF小林友希が退場処分を受けて10人に。そのまま試合を終え、京都は残留争い直接対決に勝利して13位に浮上。降格圏に位置する神戸との差を「5」に広げている。

そのほか、後半アディショナルタイムのゴールで勝利した北海道コンサドーレ札幌、湘南が勝点3を獲得。3連敗中だったジュビロ磐田も苦しい状況下でドローまで持っていき、勝点を一つ上積みしている。

今週はミッドウィークに延期されていた横浜FMと湘南の神奈川ダービーが開催。横浜FMは勝てば首位に浮上するだけに注目の一戦となる。

■J1リーグ第28節結果

札幌 2-1 C大阪
鹿島 2-2 浦和
磐田 2-2 柏
広島 2-0 清水
FC東京 2-2 横浜FM
湘南 2-1 川崎F
京都 2-0 神戸
G大阪 0-3 鳥栖
福岡 2-3 名古屋

J1 順位表

※第28節終了時点

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