昨シーズン限りで7年間所属したユヴェントスを退団し、フリーでの移籍を模索していたディバラ。今夏の移籍市場では、インテルやローマ、ナポリなど複数のクラブが獲得に乗り出していたが、アルゼンチン代表FWは、ジョゼ・モウリーニョ率いるローマへの移籍を決断した。
現地時間19日に行われた日本代表MF守田英正の所属するスポルティングCPとのプレシーズンマッチには間に合わず、スタンドから見守ったディバラ。だが翌日、ローマは公式サイトを通じ、28歳FWと2025年6月末までの契約を結んだことを正式発表した。年俸はボーナス含めて700万ユーロ(約9.8億円)とされる。
アルゼンチン代表FWはクラブ公式メディアのインタビューに応じると、ローマ加入に喜びを語りつつ、移籍を振り返った。
「(スタディオ)オリンピコでローマと対戦した時は、まるでアルゼンチンやブラジルでプレーしているかのようだった。対戦相手としても素晴らしい感触だったので、ローマの一員としてこの本拠地でプレーできることは、最高に違いない。ここにいることができて非常に満足している。待ち時間はあったが、チームメートや監督、それにローマのために仕事をしているすべての人たちに会いたいと思っていた。スタートできることをとても幸せに思っている」
「すべてが非常に素早く動いた。僕はプレーを開始したい思いがあったので、急いで決断を下した。移籍の決め手? いろんな要素があった。監督やディレクターから電話があったし、オーナー陣と話す機会もあった。こうした対話を通じて多くの確信を得たことが非常に重要だった」
「特に監督は自身のアイディアを明確に説明してくれたので、それが大きな動機の1つだ。彼の残してきた業績や彼がこれから成し遂げていくだろう仕事は誰もが知っている。モウリーニョとは、長い時間をかけて素晴らしい話し合いをすることができた。僕はこれまでに史上最強の選手たちとプレーする幸運に恵まれたが、これから最強監督の1人と仕事ができる」
「このチームにふさわしいことを示せるようにコンディションを戻し、チームが勝ち続けられるように貢献していきたい。1年後にはタイトルをいくつか獲得できるような状況にたどり着けるようにしたい」
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ローマ移籍を巡り、フランチェスコ・トッティ氏からもラブコールを受け、偉大なレジェンドから背番号10番の継承のお墨付きも得ていたディバラ。だがアルゼンチン代表FWは、21番を選択した。
「ディレクターと話をし、10番をオファーされた。ここでは、トッティの功績があり、非常に重要な背番号のはずだ。あのユニフォームはまだトッティのものであるべきだ。これほどのユニフォームに袖を通すには、大きなリスペクトと責任感が求められているはずであり、僕は感謝している。いつの日か10番を身に着ける日がやって来るかもしれないが、現在は21番に満足している。僕が勝利を収め始めた時に身に着けていた、思い入れのある番号だ」
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