試合の概要
リーグ戦開幕が迫る中、エミレーツ・カップでアーセナルとセビージャが対戦する。
アーセナル（昨季順位：5位 勝点69 ｜ 22勝3分け13敗 ｜ 61得点48失点）
昨季最後の最後でトップ4フィニッシュを逃してしまったアーセナル。新シーズンこそ目標を達成するため、王者マンチェスター・シティからFWガブリエウ・ジェズス＆MFオレクサンドル・ジンチェンコを獲得した他、レスターMFユーリ・ティーレマンスを狙うなど、積極的な補強に動いている。
迎えたアメリカでのプレシーズンツアーでも、ライバル・チェルシーに4-0と快勝するなど絶好調。9得点1失点で3連勝と、充実の内容で終えた。それでも、ミケル・アルテタ監督は「本当に満足しているよ。でも調子に乗ってはいけない」と冷静だ。冨安健洋をはじめDFラインの負傷者は気がかりだが、新戦力も早速フィットするなど新シーズンへの準備は順調。この最後のテストとなるセビージャ戦は結果もそうだが、内容面でも自身のスタイルを示していきたい。
注目選手：ガブリエウ・ジェズス
指導を受けたアルテタ監督を慕い、マンチェスター・Cから今夏加入したブラジル代表FW。プレシーズンでは早速得点を量産、さらに的確なポジショニングでビルドアップやチャンスメイク、献身的なハイプレスと、早くも攻撃の中心的存在となった。アーセナルが必要としていた万能ストライカーは、さらに新シーズンへ向けた弾みをつけたいところだ。
セビージャ（昨季順位：4位 勝点70 ｜ 18勝16分け4敗 ｜ 53得点30失点）
フレン・ロペテギ監督就任後、近年はラ・リーガ3強に割って入るほどの躍進を見せるセビージャ。しかし、今夏はすでにジエゴ・カルロスを売却し、ジュール・クンデの放出も間近に。レギュラーCB2枚を失うなど、大幅なチーム編成を強いられそうだ。主力2選手の売却が決定的となったここからが、敏腕ディレクター・モンチ氏の見せ所になる。
プレシーズンでは、ここまでトッテナム(1-1)、スポルティングCP(1-1)とチャンピオンズリーグ出場クラブ相手にいずれもドロー。開幕まで約2週間に迫った中で迎えるアーセナル戦は、新シーズンを占う重要な親善試合となりそうだ。
注目選手：イヴァン・ラキティッチ
2度目のセビージャ加入以降も、チームの中心的な司令塔であり続けるラキティッチ。トッテナム戦ではゴールを決めるなど、34歳で迎える新シーズンへ向けて順調な仕上がりを見せている。3位以内を狙うためには彼の力が不可欠であり、開幕前の強豪との試合でコンディションを仕上げたいところだ。
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2022年7月30日（土）日本時間20:30
- 解説：林陵平 実況：小林惇希
- 会場：エミレーツ・スタジアム
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