今夏にFWロレンツォ・インシーニェやDFカリドゥ・クリバリなど主力を相次いで放出したものの、8月のセリエA月間MVPに選出されたFWフヴィチャ・クヴァラツヘリアら新戦力が躍動するナポリ。リーグ戦では、開幕から無敗でアタランタに次ぐ2位につけ、UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）においては、リヴァプールに4-1と大勝を収める快進撃を見せた。
リヴァプール戦と同じナポリの姿を
そんなルチアーノ・スパレッティのチームは10日、セリエA第6節において、ルカ・ゴッティ率いるスペツィアをホームに迎える。ナポリ指揮官は、リヴァプール戦後の集中力の低下を懸念した。
「スペツィア戦は、リヴァプールとの試合と同じ価値があると言うべきだろう。どんな相手であれ、我々の目標である勝利を目指し、3ポイントを獲得するために正しい集中力を持って臨むべきだ。チームは現時点で良い方向へ向かっていると言えるが、我々が偉大なナポリであることを証明するのはこれからだ。チームの将来は、たった1試合ではなく、7月から始まり5月に終わる長い戦いを通じて決まる」
「試合に勝つ能力とは、100分間にわたって良いパフォーマンスを見せることを意味する。上位4位以内に入るという野心を持ち、クラブの重要な1ページを綴るためには、どの試合においても正しいことをしていかなければならない。長期にわたってどのような振る舞いをみせるかが、違いを作り出すことになる。明日も、リヴァプール戦のようなナポリの姿を見たい。我々のこれからの運命は、試合が語ってくれるだろう」
「ゴッティは指導したすべての場所で良い成績を残してきた指揮官だ。ナポリを相手にどんな準備をしているのかは分からないが、（ホームでスペツィアに敗れた）昨シーズンと同じことが起きる可能性があることを覚えておくべきだろう。我々も完璧ではない。ワンチャンスを決められてしまうことだってある」
ナポリは、リヴァプール戦でハムストリングを負傷したエースFWヴィクター・オシムヘンを約3週間にわたって欠くことになる。スパレッティはナイジェリア代表FWに言及したほか、センターバックのコンビには賛辞を贈った。
「非常に残念だが、ケガは起こり得るものだ。ただ、我々には彼の代役を務められる選手たちもいる。（ジョヴァンニ）シメオネと（ジャコモ）ラスパドーリはどちらも調子が良く、どちらかが明日の試合でプレーすることになるだろう」
「キム（ミンジェ）と（アミル）ラフマニには満足している。2人は常にデュエルの勝負を受け入れ、ボールを保持している時も落ち着いてプレーすることができる。それに非常に注意深い。ビルドアップの最初の段階から良いプレーができれば、すべてが良くなると言える」
放送・配信予定
- ナポリ vs スペツィア
- 配信：DAZN
- キックオフ：2022年9月10日（土）日本時間22:00
- 会場：スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
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