ナポリが故ディエゴ・マラドーナ氏の顔が描かれたユニフォームの使用を禁じられた。
1980年代から90年代にかけてナポリに在籍したマラドーナ氏。アルゼンチン代表としてもワールドカップ制覇を成し遂げた同氏は、同クラブに最後のセリエA優勝をもたらすなど、アイドルとして大活躍した。
長い年月が経った今でもその人気と影響力は強大で、2020年11月末にマラドーナ氏が他界した際、クラブは同氏の名前が刻まれるように本拠地の改称を実施。さらに、昨シーズンにはレジェンドへの敬意を示すために、同氏の肖像が描かれた特別仕様のユニフォームを数パターン準備して試合で着用していた。
しかし、このユニフォームの製作に関しての問題が発覚。ナポリはマラドーナ氏の元マネージャーのステファノ・チェチ氏と肖像権の使用で合意していたものの、同氏の遺族の承諾を得ていなかった。これを受け、法廷での争いにまで発展している。
そして、ナポリの裁判所は22日にナポリとチェチ氏の契約が遺族側に損害を与えたという判断を下す。この結果、ナポリはユニフォームを含むいかなる肖像権の使用も禁止されることになった。
さらに、6000枚限定で販売されたマラドーナ氏の特別仕様のユニフォームはすでに完売しており、90万ユーロ(約8400万円)の売り上げを記録した模様。元マネージャーのチェチ氏はナポリと売り上げの50%を受け取る契約を結んでいたが、この額が差し押さえられることも決まった。
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