各国メディアは、カタール・ワールドカップでの日本代表のドイツ代表戦逆転勝利を驚きとともに伝えた。
23日に行われたカタール・ワールドカップグループE第1節で日本とドイツが対戦。開始早々に前田大然がネットを揺らすも、オフサイドでゴールは認められず。その後、33分にPKから失点して先手を取られる。それでも後半、守備陣が踏ん張る日本は、75分に堂安律がゴールを決めて同点に。その8分後には、浅野拓磨が得点を挙げ、日本が2-1で逆転勝利した。
この結果は、各国メディアで驚きとともに伝えられており、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』では「ドイツのハラキリ、日本はクーデターを起こして2-1で勝利した」と報道。また、スイス『Blick』は「日本はセンセーションを作り出した。ドイツは言葉を失ってピッチを後にした」と伝えた。
また、イギリス『デイリー・メール』は「アンダードッグの日本がドイツでプレーする選手による終盤の2ゴールで今大会2度目の番狂わせを演じた」と、前日のサウジアラビアがアルゼンチンに逆転勝利した結果に続く大金星であると称えた。
日本の逆転勝利には、『スカイスポーツ』で解説を務めるギャリー・ネヴィル氏も驚きを隠せず「絶対にドイツが勝利すると予想していた。とても大きな衝撃だ!」と話し、元スコットランド代表のグレアム・スーネス氏も「かなりの一撃だ」とコメントしていた。
また、アイルランド代表やマンチェスター・ユナイテッドでプレーしたロイ・キーン氏は「日本の監督はとても大きな称賛に値する。途中出場の選手たちが魂や闘志、エネルギーをチームにもたらすことは明白だったが、それ以上に彼らはインテリジェンスや最高のクオリティを示した。彼らはチームメイトを押し上げるためのインパクトを残し、この試合に影響を与えた」と称えていた。