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ノックアウトステージ進出に向けて勝たなければいけないセネガルは、最終節でエクアドルと対戦した。44分にイスマイラ・サールのPK弾で先制するも後半に入って同点ゴールを許してしまう。しかし70分にはキャプテンのカリドゥ・クリバリが値千金の勝ち越しゴールを挙げて、5大会ぶりとなるノックアウトステージ進出を決めた。
試合後、選手たちやシセ監督を含むスタッフたちはこの勝利に涙。これはグループステージ突破だけが理由ではなかった。
実はこの試合が行われた11月29日は、セネガルのレジェンドであるパパ・ブバ・ディオプ氏の命日だった。2002年の日韓大会で背番号19を着用し、セネガル代表をベスト8進出へと導いたディオプ氏。しかしALS(筋萎縮性側索硬化症)、CMT(シャルコー・マリー・トゥース病)を患い、闘病生活を続けてきたが2020年11月29日に亡くなった。
そのためエクアドル戦では試合前からディオプ氏を偲ぶ声が多く聞かれた。セネガル戦の名物サポーターである『SENEGAL』の文字を掲げる7人衆たちも、背中に19の番号を背負って応援。クリバリもキャプテンマークに19の文字を刻んでこの試合に臨んだ。
ディオプ氏の思いを受け継ぐ選手たちはピッチで躍動。それがクリバリの決勝点につながったのかもしれない。ノックアウトステージでも躍動する彼らの姿に注目だ。
日本代表で待望の親子共演はあるのか。水沼親子の活躍に期待したい。