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前半は無敵艦隊・スペインを相手に押し込まれる展開が続いた日本代表。しかし左サイドに三笘薫を入れた後半は、ハイプレスから徐々に流れを引き寄せる。
すると48分には最前線の前田大然のプレスをスイッチに、三笘も高い位置までボールを追いかける。スペイン代表はGKウナイ・シモンを経由して左サイドに回避しようとするが、連動してプレスを仕掛けていた伊東純也がボールを奪取。最後は堂安律が左足一閃のミドルシュートを突き刺して、日本代表が同点に追いついた。
前半の伊東は、ワイドに開くダニ・オルモや高い位置をとるアレハンドロ・バルデの対応に追われて守る時間が長かった。しかしこの同点ゴールのシーンでは、オルモのマークを外してバルデの位置までプレスをかけることができた。その要因はどこにあったのだろうか。
現役時代にはサイドバックとして日本代表でも活躍した駒野氏は「三笘の投入」が1つの鍵だったと明かす。
「前半はサイドハーフが張っていたので、そこをずっと見ていました。しかし後半は三笘が入って逆サイドで高い位置をとるようになった。僕もサイドの選手だったからわかりますが、あれだけ高い位置を取ってくれると、自分も気持ち的に前に行ける。その分、あの得点シーンはマークを捨てて、相手のサイドバックまで行けた。それがよかった」
改めて、左の三笘薫、右の伊東純也は日本代表の武器だということに気付かされるシーンだった。