12月10日にFIFA ワールドカップ カタール 2022の準々決勝が開催。モロッコvsポルトガル、イングランドvsフランスが行われた。
モロッコ vs ポルトガル
初の準々決勝進出を果たしたモロッコと、ラウンド16でスイスを圧倒したポルトガルがベスト4を懸けて対戦。ポルトガルがボールを持ち、モロッコはカウンターを中心にチャンスを作り出そうとする。すると42分、左サイドからのクロスに相手GKよりも先にユセフ・エン=ネシリが頭で合わせてモロッコが先制する。直後にはポルトガルにもチャンスが訪れ、ブルーノ・フェルナンデスのシュートは惜しくもバーを叩き、モロッコが1点リードで前半を折り返す。
後半に入ると、ゴールが必要なポルトガルが攻勢を強める。しかし、ジョアン・フェリックスやクリスティアーノ・ロナウドのシュートはモロッコGKヤシン・ブヌの好セーブに阻まれる。終盤にはモロッコにもチャンスがあるも、ディオゴ・コスタが追加点を許さず。その後、ワリド・シェディラが退場となるも試合に大きな影響はなく、モロッコが1-0でポルトガルを下した。なお、アフリカ勢にとってこれが初のワールドカップ準決勝進出となる。
モロッコ 1-0 ポルトガル
【得点者】
モロッコ:ユセフ・エン=ネシリ(42)
イングランド vs フランス
準々決勝一の好カードとされる前回大会ベスト4のイングランドと前回大会優勝国のフランスが対戦。序盤から一進一退の攻防が続く中、先に試合を動かしたのはフランス。17分にペナルティアーク手前でボールを受けたオーレリアン・チュアメニが右足を振り抜き、威力のあるシュートはゴール左隅に突き刺さった。その後は、イングランドがハリー・ケインを中心に攻勢を強めるが、得点できず。フランスが1点をリードして試合を折り返す。
後半に入ると、イングランドがチャンスを作る中、50分過ぎにブカヨ・サカがペナルティエリア内で倒されて獲得したPKをケインが冷静に沈めて試合を振り出しに戻す。その後、ハリー・マグワイアのヘディングがポストをかすめるも得点ならず。そんな中、直前に惜しいシュートを放ったオリヴィエ・ジルーが78分にアントワーヌ・グリーズマンのクロスに頭で合わせて勝ち越し点をもたらす。直後にはイングランドにPKのチャンスが訪れるもケインが失敗して追いつけず。このままフランスが2-1でイングランドに勝利した。
イングランド 1-2 フランス
【得点者】
イングランド:ハリー・ケイン(54/PK)
フランス:オーレリアン・チュアメニ(17)、オリヴィエ・ジルー(78)
カタールW杯 次回(13日)の試合日程
開始時間 | 対戦カード | 放送・配信予定 |
---|---|---|
28:00 | アルゼンチン vs クロアチア | テレビ朝日 ABEMA(ネット) |