今大会もさまざまなGKたちが素晴らしいセービングを見せている。
日本代表GK権田修一は、全4試合にフル出場。大会初戦のドイツ戦では印象的なプレーを見せた。1点ビハインドの70分、権田はわずか18秒間で4連続セーブ。このプレーがその後の日本の逆転劇へとつながった。
さらに権田は、ラウンド16のクロアチア戦でもスーパーセーブを見せる。1-1で迎えた63分、ボックス外からルカ・モドリッチが放ったドライブ回転のかかった鋭いシュートに反応すると、えび反りからの左手一本で見事にセーブした。W杯優勝を経験している2カ国との“死のグループ”を突破し、前回大会準優勝チームと互角に渡り合えたのは、日本の守護神の活躍が大きかった。
アメリカ代表GKマット・ターナーはウェールズ戦で攻守を見せると、続くイングランド戦でも相手の攻撃をシャットアウトしてクリーンシートを達成。続くイラン戦ではクリーンシートを達成し、アメリカ代表としては92年ぶりとなる「W杯本大会での複数クリーンシート」を達成するなどベスト16に貢献した。
コスタリカ代表GKケイロル・ナバスは、初戦のスペイン戦こそ7失点を喫したが、続く日本戦では躍動。88分には鎌田大地のシュートを足でストップすると、その後のゴール前の混戦を冷静に対処した。さらにドイツ戦でもニクラス・フュルクルクの決定機を横っ飛びでセーブ。グループステージ敗退となったが、印象的なプレーを見せていた。
注目されるべきディフェンスはGKにるセーブだけではない。フィールドプレーヤーたちも気迫のこもったプレーでピンチを凌いでいる。
チュニジア代表MFアイッサ・ライドゥニの魂のチャレンジや同国代表DFモンタサル・タルビのタイミング抜群のスライディング、アルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスの“神の右足”、フランス代表DFラファエル・ヴァランの“G線上のクリア”なども今大会を振り返る上で忘れられない印象的なシーンの1つだ。
そして多くの人々の記憶の中に残っているのが、PKのシーンだろう。ポーランドのゴールマシーン、ロベルト・レヴァンドフスキのワールドカップ初ゴールを阻んだメキシコ代表GKギジェルモ・オチョアのセーブは多くのメキシコサポーターを熱狂させた。
グループステージで、2つのPKを止めたポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーのセーブも印象的なものだった。特にアルゼンチン戦では、リオネル・メッシのショットを右手一本で弾き出し仁王立ち。まさに守護神と言えるスーパープレーだった。
そして忘れてはいけないのが、クロアチア代表の“PKマスター”であるGKドミニク・リヴァコヴィッチだ。日本とのラウンド16では、南野拓実、三笘薫のショットを連続セーブ。4人目の吉田麻也のシュートもストップするなど、“ハットトリックセーブ”を見せた。
今大会も準決勝の2試合、3位決定戦、そして決勝の4試合。果たしてどんなスーパープレーが飛び出すのだろうか。