日本代表の正守護神、権田修一がカタール・ワールドカップのセーブ率で5位に入った。
日本チームの正GKとして自身初のワールドカップのピッチに立った権田。初戦のドイツ戦では自らの反則でPKを与え、先制点を許すが、他のピンチをビッグセーブで防いで日本の2-1の逆転勝利を呼び込んだ。コスタリカ戦には敗れてしまったものの、グループステージ最終戦のスペイン戦でも前半の1失点のみに抑えるパフォーマンスを見せて、2-1の強豪撃破に大きく貢献した。
グループE首位通過して迎えたラウンド16クロアチア戦で権田はルカ・モドリッチのシュートを防ぐなど120分間を通して1失点を喫したのみだったが、チームはPK戦の末に敗れて、準々決勝にコマを進めることができなかった。
1カ月にわたるワールドカップの全日程終了後、データサイト『Opta』が今大会のデータを公表。その中で、権田はセーブ率で上位に名を連ねた。
日本の全4試合にフル出場した権田は、各試合で1失点ずつの4失点を喫したものの、4つの決定機を阻止するなど、15度のセーブを記録。セーブ率は78.9%に上り、出場した各国を代表するGKの中で5位のスタッツを残した。また、直面した枠内シュート得点期待値(xGoT)に対するセーブの数(xGoT-失点数)においても同選手は7位の1.54を記録している。
今大会を通じたセーブ率トップは、3試合で1失点のみのチュニジアのアイマン・ダーメンで90%を記録。2位は2度のPKセーブを記録したポーランドGKヴォイチェフ・シュチェスニーで82.1%、3位はオランダGKアンドリース・ノペルトで81.8%だった。
また、今大会で最も多くのセーブを記録したのはクロアチアGKドミニク・リヴァコヴィッチで、11度の決定機阻止を含める25度のセーブを記録して、セーブ率は権田に次ぐ6番手となる77.4%。一方で大会最優秀GKに選出されたアルゼンチンGKエミリアーノ・マルティネスは5度の決定機を防いだものの、失点数8、セーブ数7でセーブ率は27位の42.9%だった。